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千里眼の水晶体 [松岡圭祐]

3冊同時刊行の3冊目は「千里眼の水晶体」。
この作品では、第二次世界大戦に端を発する生物化学兵器の関わる事件がテーマとなっています。

第二次世界大戦時に日本軍が開発した生物化学兵器があった。
その生物化学兵器が今でも博物館に展示されている。

飛行機の機内でトラブルを起こしている乗客をなんとかして欲しいという依頼があった。
その乗客は不潔恐怖症であるという。

そして、数日前、山形県で起きた、放火による大規模な山火事が発生していた。
トラブルを起こした乗客は山形県警察から疑われている人物だった。

これらの出来事により、高温でなければ活性化しないはずのウイルスが、気候の温暖化により暴れだした!
罹患から死に至るまでわずか数十時間。
岬美由紀の親友も感染、親友を救うために岬美由紀が奔走する。

結末に至るまでの道筋がしっかりしていて、スピード感もあり、ドキドクワクワクしながら読むことが出来ます。
こんなことあり得ないと思いながらも、岬美由紀の行動に感動します。




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