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そして、警官は奔る [日明恩]

以前に紹介した「それでも、警官は微笑う」の続編である「そして、警官は奔る」。
日明恩(たちもりめぐみ)先生の作品です。
684ページの大作です。

前回に引き続き、無骨な刑事・武本と彼の元上司・潮崎の二人が事件に関わっていきます。
第1作のあと蒲田署に異動となった武本。
親の力を最大限使えるようになるため、一旦警察を辞めて国家公務員Ⅰ種試験を受け警察庁への入庁の内定を取り付けた潮崎。
二人は、再び出会い、不法滞在外国人を母に持つ幼女監禁事件を追うことになった。

二人のやり取りは前作同様で、寡黙な武本に対して、うざいくらいにしゃべりまくる潮崎。
会話が多く読みやすい作品です。
分厚いのでかなり時間がかかりそうだと思っていたのですが、集中して読めたのでそれほど時間はかかりませんでしたね。

このシリーズ、単行本→新書→文庫という形で3回刊行されています。
第2作である「そして、警官は奔る」は、2008年に文庫版が刊行されました。
そろそろ続編出ないかな~、と思っていたところ、1月に何故か第1作が出版社を変えて双葉文庫から刊行されました。
そして、この第2作も2011年4月に双葉文庫から刊行。
別のシリーズ作品である消防士シリーズが双葉文庫から刊行されていることから考えると、講談社文庫から完全に双葉文庫に鞍替えするんでしょうかね~?
鞍替えするのは構わないけど、新作を出して欲しいものです。




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