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最後のフライト [清水保俊]

飛行機ものの小説を見るとつい手に取ってしまいます。
この作品もそうでした。
作家は清水保俊先生です。
元JALのフライト・エンジニアで、テスト・フライトの経験も多いそうです。

名パイロット、引退の日。
三十七年間空を飛び続けてきた男は最後のフライトで、父に憧れ同じ職に就いた息子を副操縦士に指名。
最初で最後の父子同乗フライトに臨む。
無事に終わってさえくれればとの願い空しく、NYを離陸後、最悪のトラブルが発生し...

帯には...

飛行機芸人カンニング竹山絶賛

「読み終えてすぐ、ジャンボ機に乗りたくてたまらなくなった」

とありました。

正直なところ、「そうかな~...?」という感じでした。
カンニング竹山が飛行機芸人というのも初めて知りましたが。
飛行機についての描写はかなり細かい。
コックピット内の写真も多用されていて、飛行機そのものが好きな人にとってはすごいと思います。
ただ純粋に小説として楽しみたいという場合、描写が細かすぎてストーリーがぼやけてしまい、逆に緊迫した状況が伝わってこなかったですね。
内田幹樹先生の「パイロット・イン・コマンド」シリーズのほうがはるかに良かったです。
ちょっと失敗だったかなと思っています。




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