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野望円舞曲 [荻野目悠樹]

「銀河英雄伝説」で有名な田中芳樹先生の名前で楽天ブックスを検索すると、著者名として、「田中芳樹/荻野目悠樹」と書かれた作品を目にします。
「野望円舞曲」という作品です。
これは、田中芳樹先生が原案を出して、荻野目悠樹先生が執筆した壮大なSF小説です。
「銀河英雄伝説」のような、いわゆるスペースオペラですね。


「野望円舞曲」はこれまでに、外伝1作を含む10作が徳間デュアル文庫から刊行されています。
最初は田中芳樹先生の名前だけで購入して読んでみました。
宇宙の設定がよく理解出来ていないながらも意外にサクサクよ読み進めることが出来て、10作読み終えるまでにそれほど期間はかかりませんでした。

ストーリー的には「銀河英雄伝説」のような国家同士の争いがメインなのですが、あちらは宇宙戦艦同士の壮大な艦隊戦が非常に多かったのに対して、こちらは多少の艦隊戦はあるものの、経済戦争のような感じと陰謀や策略などちょっとドロドロ系の内容ですね。
銀英伝ファンにとっては評価が分かれるかもしれません。
まあ、田中芳樹先生の名前があるとはいえ、書いているのは荻野目悠樹先生なので作風が違うのは当たり前ではありますが...

12月には「野望円舞曲10」が刊行されます。
徳間デュアル文庫は、普通の文庫より少し大きくてブックカバーに入らないのと、400ページもないのに普通の文庫の500ページものと同じくらいの分厚さがあるので、読む時はいつも自宅になります。
たぶん今度の新刊もそうなるでしょう。




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警視庁失踪課 [堂場瞬一]

「警視庁失踪課・高城賢吾」
少し前に沢村一樹主演でTVドラマ化されましたね。
TVドラマでは少しタイトルを分かりやすくしたのか、「警視庁 失踪人捜査課」となっていました。
作家は堂場瞬一先生。
この「警視庁失踪課」などの警察小説や数多くのスポーツを主題とした作品を書いています。
デビュー作はスポーツ小説だったみたいですね。

「警視庁失踪課・高城賢吾」は、これまでに5作が刊行されています。
主人公である高城賢吾目線で書かれています。
それぞれ500ページ弱と結構分厚くて、書店に平置きされているとかなり目立ちます。
書店に行く度に気になっていて、TVドラマ化された後に購入しました。


TVドラマの方は1話だけ録画しましたが...全部は見ませんでしたね、何故か。
原作の方は、「蝕罪」「相剋」と2作を読みましたが、分厚いけどサクサク読めて読み終わった後も次の作品が読みたいと思える作品でした。
原作を読んでしまったので、TVドラマの方は改めて見る気はしませんね。
ただ、これまで読んだ2作については、主人公の高城賢吾と部下の明神愛美は、沢村一樹と森カンナを重ねながら読んでいましたが...

既に3作目「邂逅」と4作目「漂泊」は購入済みで、私の本棚に収まっています。
5作目「裂壊」はまだ購入していませんが、残り3作、読むのがとても楽しみです。




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陽気なギャング [伊坂幸太郎]

本屋さんに行く度に、その表紙がいつも気になっていた作品。
「陽気なギャングが地球を回す」
千葉県松戸市出身の伊坂幸太郎先生の作品です。

この作品は、2006年に大沢たかお主演で映画化されています。
他にもこの先生の作品は数多く映画化されていますね。
私は映画は1作も見たことはありませんが...
たぶん今後も映画は見ないと思いますね。
映画を先に見てから原作を読んで成功だったことはほとんどありません。
この作品は先に原作を読んではいますが、映画の配役を見ただけでも、自分の中で出来上がっている4人のキャラクターとイメージが違うので、見たくないというのが正直なところです。


私が伊坂幸太郎先生の作品を読んだのはこの作品が初めてです。
やっぱり表紙に惹かれましたね。それに尽きます。
初めて読む作家だったので失敗もあるかなと思いましたが、キャラがたった4人の強盗とストーリーのテンポの良さに惹き込まれました。
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、正確な体内時計を持つ女。
やはりキャラがたった作品は大好きですね。

続編も出ています。
「陽気なギャングの日常と襲撃」
こちらも引き続き個性的な4人がいい味出してます。
こちらは短編集で、最初はそれぞれ別のストーリーに思えるのですが、読み進めていくと次第にそれぞれのストーリーが絡んでいくという面白い構成になっています。


この先、さらに続編が出るか分かりませんが、もし出たら間違いなく購入するでしょう。
そして一気に読んでしまうでしょう。
4人のキャラに再び会えることを期待しています。





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紀伊国屋書店 [書店]

先日訪れた紀伊国屋書店の新宿本店。
紀伊国屋書店は1927年創業で、この新宿本店が最初の店舗のようです。
新宿東口を出て、近くには新宿アルタがありますね。
かなり前に一度行ったことがあったのですが、記憶があいまいで少し迷いそうになりました。

★★★ 紀伊国屋書店 ★★★

地上8階、地下1階の建物です。
1階は新刊などが置かれているフロアで2階以上と分かれているような感じで、横には2階へあがるエスカレーターが設置されています。
2階からは分野や書籍毎に分かれていて、私が向かったのは2階の雑誌・文庫・新書コーナー。
以前に訪れた際にはたぶん全部のフロアを見て回ったような気がするのですが、今回は2階しか行きませんでした。

文庫コーナーは2階フロアの奥側にあり、通路に面した部分には新刊が平置き、もしくは表紙が見えるように置かれていて、それ以外は出版社別に書棚が分かれていました。
まだ朝でお客が少なく、書棚の間もゆったりとした感じで、落ち着いて本を見ることが出来ました。
でも建物自体が古いせいもあるでしょうか、少し薄暗いというかどんよりとした感じはありました。
百貨店内の本屋さんなどと違って、天井が低いというのもあるかもしれません。


この日はもともと何冊か文庫を購入するつもりで、文庫コーナーを隅から隅まで見て回りました。
ここでは3冊の文庫を購入して、ついでにポイントカードを作ってもらいました。
紀伊国屋書店のポイントカードは「Kinokuniya Point」。
購入金額(税抜)100円ごとに1ポイントもらえます。
ポイントを利用するにはPCか携帯で会員登録をする必要があります。
会員登録しなくてもポイントは貯めることは出来ますが、使うことは出来ないというわけですね。
ポイントは1ポイント=1円として購入の際に使うことが出来ますが、ポイントが加算された年の翌年1年間を過ぎるとポイントが失効してしまいます。
めったに新宿には行けないので、他の場所で、普段から行きやすい店舗を探すしかないです。

私はPCで会員登録をした際に、そのまま以前に登録して利用した「紀伊国屋書店BookWeb」のポイントと合算しました。
これで店舗、ネット、どちらで本を購入してもポイントがまとまるので使う時に便利です。
「紀伊国屋書店BookWeb」の方も個人的にはかなり評価が高いので、また利用したいと思います。
書店の方は...会社が池袋なので、池袋に店舗を出してくれないかな~。

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万能鑑定士Qの事件簿 [松岡圭祐]

私が大好きな作品「千里眼」シリーズの松岡圭祐先生の新しいシリーズです。
今年の4月から刊行され始めたのですが、11月現在で既に6作刊行されており、来月にはもう7作目が刊行される予定になっています。

千里眼の岬美由紀ほど強烈なキャラクターではありませんが、この「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズの主人公、どんなものでも瞬時に鑑定するヒロイン凜田莉子が出版社の記者とともに様々な事件に遭遇し、そして解決していきます。
1作目と2作目は話が繋がっていて、この2作で凜田莉子がどのようにして驚くほどの鑑定眼を身につけたかが描かれています。
それ以降は1話完結のような形で、それぞれのエピソードを楽しむことが出来ます。


松岡先生の作品は文庫になっているものはほとんど全て読んでいて、どれも非常に読みやすくストーリーに惹き込まれます。
この作品も当然のことながら期待して読み始めました。
最初は万能鑑定士になるまでの話で、いまひとつ盛り上がりに欠けているような感じでしたが、巻を重ねる毎にだんだんと面白くなってきました。

面白くはなってきたんですが...どうしても岬美由紀と比べてしまって、まだキャラクターとして最大限の力を発揮していないというか、この先どこを目指していくんだろうと思ってしまいます。
岬美由紀のような壮絶な人生が隠されているわけでもなさそうだし。
とはいえ、これからのキャラクターの成長には期待しています。




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