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千里眼 [松岡圭祐]

元航空自衛隊初の女性戦闘機パイロットにして、現在臨床心理士の岬美由紀。
そんな主人公が時に古巣の自衛隊基地に乗り込んで戦闘機を操縦したり、時に地下街に展示してあるF1マシンを動かして地下街を走り回ったりします。
ストーリーの面白さもそうですが、岬美由紀にやられました。

ニックネームにもしていますが、この「千里眼」シリーズは、1999年に第1作が刊行されました。
作家は私とほぼ同年代、同郷の作家、松岡圭祐先生です。
私が最初に読んだのは、2007年に角川文庫から刊行された千里眼新シリーズの第1作目、「千里眼the start」でした。
この1作目の読後感の良さ、爽快さは忘れられません。
新しい作品が刊行される度に即購入していました。

新シリーズの7作目が刊行されたあたりに、2006年まで刊行されていた最初の千里眼シリーズが完全版として角川文庫から刊行され始めました。
この完全版シリーズはクラシックシリーズと名づけられて、大幅に改稿されて続々と刊行され、昨年5月に完結しました。
このクラシックシリーズの位置づけとしては、クラシックシリーズ第1作のあとがきによれば、新シリーズ第1作の122ページと123ページの間に全てのエピソードが収まっているようです。

私は新シリーズ、クラシックシリーズはもちろんですが、小学館文庫から刊行されていた旧シリーズの方も全て購入して読みました。
旧シリーズとクラシックシリーズは大幅に改稿されているとはいえ、ストーリー的にはほとんど同じですが、どちらも楽しめました。

新シリーズは、昨年2月に刊行された作家自ら脚本・監督をしたDVDシネマ付きの単行本「千里眼キネシクス・アイ」が最新作になっています。
ここまで新シリーズ、クラシックシリーズ合わせて毎月のように刊行されていたのですが、今年に入ってから、千里眼シリーズとは違った感じの新しいシリーズが毎月のように刊行されています。
こちらも面白いことは面白いのですが、私の中ではまだ千里眼シリーズには及びません。
早く千里眼シリーズの続巻が刊行されるのを期待しています。


こちらは千里眼新シリーズ6作目の「千里眼堕天使のメモリー」です。
光岡自動車の「オロチ」に乗ったあの人物が登場します。



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