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杉原爽香 [赤川次郎]

大好きな赤川次郎先生のシリーズの中でも三毛猫シリーズの次に好きなのがこれ、「杉原爽香」シリーズです。
この作品の主人公、杉原爽香は、読者と共に1歳ずつ成長していきます。
1988年に15歳だった杉原爽香は、22年たった今、37歳になりました。

15歳の第1作目から事件に巻き込まれ、毎年いろいろな事件、出来事が杉原爽香の身に起きます。
父親が倒れたり、恋人が殺人を犯したり、結婚したり、そして兄も病気で倒れたり、と様々な出来事が起きる中で主人公は成長していきます。

赤川次郎作品では、というか他のシリーズものでもほとんどがそうだと思いますが、主人公が年齢を重ねるシリーズというのはかなり珍しいです。
ずっと同じ年齢で同じ環境で事件が起きていくような内容よりも、成長して年齢相応の出来事やその時その時に接する周りの人物が変わっていくので、変化があってかなり面白いと思います。

毎年かかさず刊行されている「杉原爽香」シリーズ。
今年もどこかの雑誌で連載されていて、来年の秋頃には文庫化されるでしょう。
今後、杉原爽香がどんな事件に遭い、どんな成長を見せていくのかとても楽しみです。




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