Dr.伊良部一郎

2011年1月30日より、テレビ朝日系列で放送予定の「Dr.伊良部一郎」。
その原作は、トンデモ精神科医・伊良部一郎を主人公にした短編集です。
作家は奥田英朗先生、第2作目「空中ブランコ」で2004年に直木賞を受賞しています。

「いらっしゃーい」という甲高い声で患者を迎えるのが伊良部総合病院地下の精神科に生息（？）する精神科医の伊良部一郎。
看護婦が患者に注射しているところを興奮しながら凝視する注射マニア。
症状にかかわらず注射を打ちまくり、適当な診察をしながらも何故か最後には患者を治している。
短編集のため非常に読みやすく、300ページ弱なのですぐに読み終わってしまいました。
なかなか面白かったですね。
こんな精神科医が実際にいたら．．．どうでしょうね～？


第3作目「町長選挙」は、2009年に文庫で刊行されています。
これは第3弾で終わりなんですかね～？
面白いから是非続編も書いて欲しいんですが。

また20011年1月からのTVドラマはどうなんでしょうか？
主人公・伊良部一郎には徳重聡。
濃い顔をしていらっしゃいますが、さて原作でのイメージに合うんでしょうか？
原作を先に読んでいるので、イメージに合わないと嫌ですね。
第1話だけ見てやめるなんてことがないといいんですが．．．