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ティターンズの旗のもとに [今野敏]

2008年にアスキー・メディアワークスから刊行された「ティターンズの旗のもとに」。
ガンダム好きで知られる今野敏先生の作品です。
今野敏先生の警察小説が好きでネット書店で検索していたところ、見つけて購入しました。

「ティターンズの旗のもとに」は、機動戦士Zガンダムの外伝という位置づけで、グリプス戦役後のティターンズに対する軍事裁判がテーマになっています。
ガンダム好きならもちろんZガンダム、グリプス戦役というキーワードを知っていると思いますが、知らない人にとっては何の話か全く分からないでしょう。
ガンダム好きの私でも少し設定が難しく、軍事裁判の話と、裁判の焦点になっているティターンズの実験小隊の話が並行的に書かれていて、ちょっと分かりづらい感じもあります。

それでもやっぱりガンダム。
たぶんこの作品のためだけにデザインされたものだと思いますが、巻頭にカラーページで作品の中に登場するガンダムが描かれており、それを見るだけでもワクワクしました。
外伝・サイドストーリーのなせる技で、原作には出てこない機体、原作での登場機体をベースにした新しい機体が登場します。


肝心の話の内容は、軍事裁判にかけられた主人公と彼を弁護する連邦軍軍人が、主人公に課せられた罪状を1つ1つ検証し、証人を探し出して裁判を有利に導いていくストーリーです。
本家のガンダムのストーリーとは一線が引かれた感じですが、これはこれでサイドストーリーとして楽しめば十分面白いと思います。


私はこの作品を見た時からいつか購入しようと思って、単行本でしたが購入しました。
数ヶ月後、2010年7月に文庫化されました...
ちょっと失敗したかなと一瞬思いましたが、巻頭カラーの設定資料があるので、まあこっちの方が良かったと思うようにしています。





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