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京美対京美/南欧の大決闘 [東野司]

「ミルキーピア物語」シリーズ初にして唯一の上下巻の2冊組、「京美対京美/南欧の大決闘」。
舞台はアミューズネット。
頻繁に現れてはネットを荒らしまわる不法侵入者。
ネットに潜り、犯人を待ち伏せしていた秀人と鳴琳の前に現れたのは、四年前に恋人と一緒に外国へ行ったはずの擬似人格ソフト、京美Ver.1だった!?

ミルキーピアに非難が集中する中、秀人たちは名誉挽回をかけて捜査に乗り出す。
捜査する中で、京美を操っている拠点がスペインのバルセロナであることを突き止めたミルキーピアの面々は、ヨーロッパのネットに潜るべく、バルセロナへ向けて初の海外出張!
そこでネットに潜り捜査を続けていくと、事件は思わぬ展開になり、そして拡大していく。

個人的には上下巻など何冊かに分かれている作品ってあんまり好きじゃないんですよね。
少しだけ興味を持って読もうとしても、上下巻なんかだとなかなか購入意欲が沸かなくて...
上巻だけ買うと中途半端だし、上下巻買ってつまらないと嫌だし。
ただ、この「ミルキーピア物語」シリーズに関しては、既に大好きな作品になっていたので、躊躇なく購入し上下巻一気に読みましたね。
意外な人物が黒幕でなかなか面白い展開でした。


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刀語 [西尾維新]

「戯言」シリーズを読み終わった後、読み始めている西尾維新先生の作品「刀語」。
2010年にTVアニメ化もされていました。
残念ながら見逃してしまいましたが。

「刀語」は2007年1月より12ヶ月連続で刊行された大河ノベル。
単行本ですが、講談社BOXという特別な装丁(銀色のカバーの辞書みたいな感じ?)で刊行されています。
物語は、幕府の人間である奇策士とがめと、無刀流の伝承者鑢七花が、伝説の刀鍛冶である四季崎記紀が造った十二本の刀を集めていく物語です。
その先に待っているものは...まだ全部読んでいないので分かりません。

「刀語」は単行本ですが、1冊が250ページもないくらいで非常に読みやすい感じになっていて、1冊1冊すぐに読めてしまいます。
まあ、私の場合はいろんな作家の作品を複数同時に読んでいるので、なかなか進みませんが...
ストーリーとしては、1冊につき1本の刀を集めていくという感じです。
1話完結っぽい感じになっていて、タイトルにはそれぞれの巻で集める刀の名前が付いています。

現在は、第十話をまさに読み始めようというところです。
毎日少しずつ読み進めていますが、残り3巻、楽しんで読みたいと思います。
TVアニメも、全巻読み終わったら観てみたいなぁと思っています。




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異戦国志 [仲路さとる]

仮想戦記小説にハマるきっかけとなった作品「異戦国志」。
作家は仲路さとる先生です。
仮想戦記ものを多く刊行しています。
主に、織田信長~伊達政宗の時代の作品でしょうか。

「異戦国志」の第1巻。
織田信長は本能寺では死ななかった。
辛くも本能寺から脱出した信長は新たに天下取りの野望を宣言。
信長に反旗を翻し謀反に走る豊臣秀吉や徳川家康。
徳川相手に奮戦し天下を狙う真田親子。
天下取りに向けて、名を馳せた武将たちが戦う壮大な歴史シミュレーションです。

「異戦国志」シリーズは全13巻。
他に「異戦国志外伝」が全5巻で刊行されています。
現在では残念ながら全て絶版になっているようで、本屋さんでは見かけませんね。
私はずいぶん前に読んだのですが、3回くらい通して読んでいて、またいつか読むと思っているのでいまだに保有しています。

以前に紹介した「戦国覇王伝」か、この「異戦国志」か、という感じで、個人的には仮想戦記小説の中では最も好きな作品の1つです。
新書で、しかも1巻から3巻と短い作品が多いなか、全10巻の「戦国覇王伝」や全13巻の「異戦国志」は長く楽しめて良かったです。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、そして伊達政宗。
TVドラマや小説で何度となく取り上げられる人物、そして日本の歴史の中でも重要で濃密な歴史である戦国時代を著すのにはこのくらいの長い物語が必要ですね。


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千里眼の水晶体 [松岡圭祐]

3冊同時刊行の3冊目は「千里眼の水晶体」。
この作品では、第二次世界大戦に端を発する生物化学兵器の関わる事件がテーマとなっています。

第二次世界大戦時に日本軍が開発した生物化学兵器があった。
その生物化学兵器が今でも博物館に展示されている。

飛行機の機内でトラブルを起こしている乗客をなんとかして欲しいという依頼があった。
その乗客は不潔恐怖症であるという。

そして、数日前、山形県で起きた、放火による大規模な山火事が発生していた。
トラブルを起こした乗客は山形県警察から疑われている人物だった。

これらの出来事により、高温でなければ活性化しないはずのウイルスが、気候の温暖化により暴れだした!
罹患から死に至るまでわずか数十時間。
岬美由紀の親友も感染、親友を救うために岬美由紀が奔走する。

結末に至るまでの道筋がしっかりしていて、スピード感もあり、ドキドクワクワクしながら読むことが出来ます。
こんなことあり得ないと思いながらも、岬美由紀の行動に感動します。




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千里眼 ファントム・クォーター [松岡圭祐]

千里眼の新シリーズ、3冊同時刊行の2作目「千里眼 ファントム・クォーター」。

消えるマントが現実になる...
全てを覆い隠すことが出来る特殊な繊維が開発されつつあった。
その繊維を被せられたトマホークミサイルが日本のある場所に向けられているという。

ロシア大使館からの要請で海外に行くことになった岬美由紀。
カウンセリングの相談者を同僚のところに連れて行く途中、何者かに拉致され...
気がつくとそこはファントム・クォーターと呼ばれる奇妙な街角だった。

岬美由紀の古巣である自衛隊からの要請と、拉致された先にあったファントム・クォーターの真の目的が絡み合い、結末に向けてスピード感を増しながらストーリーが進んでいきます。
ファントム・クォーターでの出来事から目的が分かってきたあたりからハマり具合も増していって、最後の方は一気に読み進めました。

岬美由紀の千里眼、超人的な能力です。




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