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千里眼の水晶体 [松岡圭祐]

3冊同時刊行の3冊目は「千里眼の水晶体」。
この作品では、第二次世界大戦に端を発する生物化学兵器の関わる事件がテーマとなっています。

第二次世界大戦時に日本軍が開発した生物化学兵器があった。
その生物化学兵器が今でも博物館に展示されている。

飛行機の機内でトラブルを起こしている乗客をなんとかして欲しいという依頼があった。
その乗客は不潔恐怖症であるという。

そして、数日前、山形県で起きた、放火による大規模な山火事が発生していた。
トラブルを起こした乗客は山形県警察から疑われている人物だった。

これらの出来事により、高温でなければ活性化しないはずのウイルスが、気候の温暖化により暴れだした!
罹患から死に至るまでわずか数十時間。
岬美由紀の親友も感染、親友を救うために岬美由紀が奔走する。

結末に至るまでの道筋がしっかりしていて、スピード感もあり、ドキドクワクワクしながら読むことが出来ます。
こんなことあり得ないと思いながらも、岬美由紀の行動に感動します。




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千里眼 ファントム・クォーター [松岡圭祐]

千里眼の新シリーズ、3冊同時刊行の2作目「千里眼 ファントム・クォーター」。

消えるマントが現実になる...
全てを覆い隠すことが出来る特殊な繊維が開発されつつあった。
その繊維を被せられたトマホークミサイルが日本のある場所に向けられているという。

ロシア大使館からの要請で海外に行くことになった岬美由紀。
カウンセリングの相談者を同僚のところに連れて行く途中、何者かに拉致され...
気がつくとそこはファントム・クォーターと呼ばれる奇妙な街角だった。

岬美由紀の古巣である自衛隊からの要請と、拉致された先にあったファントム・クォーターの真の目的が絡み合い、結末に向けてスピード感を増しながらストーリーが進んでいきます。
ファントム・クォーターでの出来事から目的が分かってきたあたりからハマり具合も増していって、最後の方は一気に読み進めました。

岬美由紀の千里眼、超人的な能力です。




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名探偵の掟 [東野圭吾]

東野圭吾先生の作品である「名探偵の掟」。
神出鬼没、頭脳明晰、容姿端麗の名探偵を自称する主人公、天下一大五郎が活躍するシリーズ作品です。

「名探偵の掟」は2009年にTVドラマ化されています。
主人公・天下一大五郎には松田翔太。
天下一と共に事件を推理する刑事には木村祐一と香椎由宇。
1回か2回くらい見た記憶がありますが、まあちょっと面白いといった感じでした。

原作「名探偵の掟」を読んだのは、TVドラマを観た後。
原作のほうが面白かった感じがありますね。
短編集なので結構読みやすかったです。
この作品は一応シリーズ作品といっていいでしょうか。
続編として「名探偵の呪縛」という作品が刊行されています。
1作目は結構前に読んだのですが、新刊にばかり目がいってしまい、なかなか2作目が購入出来ないでいます。
いずれ購入しようと思って、候補リストにはずっと前から書いてあります。




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