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クラシックシリーズ 千里眼 ミドリの猿 [松岡圭祐]

千里眼クラシックシリーズ第2弾「千里眼 ミドリの猿」は2007年11月に刊行されました。
単行本でも新書でもなく、文庫書下ろしはいいですね。
刊行されてすぐ読めるのはありがたいです。

きみも緑色の猿を見たのかい?
嵯峨敏也と名乗る男にそう聞かれた瞬間から、女子高生の知美の存在は周囲から認識されず、母親からも拒絶されてしまう。
彼は敵か味方か?
一方、岬美由紀のある行動が原因で中国との全面戦争突入のタイムリミットが迫っていた...

この作品では、「催眠」シリーズの主人公である嵯峨敏也が登場します。
これ以降、「千里眼」シリーズと「催眠」シリーズがリンクしてより面白い展開になっていきます。
「千里眼 ミドリの猿」は旧シリーズにも同名の作品があります。
ただ旧シリーズは映画「催眠」の続編的なニュアンスを含んでいたということで、完全版であるクラシックシリーズでは大部分を完全に新しいストーリーとして書き下ろした、と著者自らがあとがきで書いています。

私はどちらの「ミドリの猿」も読んでいますが、読んだ時期がかなりずれているので、そんなに違っていたかな~、とちょっと記憶があいまいですね。
どちらも面白かったのであまり気にしなかっただけかもしれませんが。
確かに登場人物はかなり違っていたような...

新シリーズと並行して読んでいたのですが、並行して呼んでいても違和感なく読めましたね。
何故でしょうか?
以前に紹介したように、このクラシックシリーズは、新シリーズ第1弾「千里眼 The Start」の122ページと123ページの間に全て収まっている内容なのに、新シリーズを意識することなくすんなりストーリーが入ってきました。

新シリーズの表紙も飾っているのですが、クラシックシリーズでも表紙を飾っている女性。
岬美由紀のイメージとして採用されたモデルさんだと思うのですが、イメージキャラクターとして名前が公表されているわけでもない。
映画「千里眼」では水野美紀、旧シリーズの後半の作品、「背徳のシンデレラ」の表紙では釈由美子がイメージキャラクターとなっています。
じゃあ、この人は?
いったい誰なんでしょう、気になります...




MidoriNoSaru.jpg

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