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覇王の軍 [羅門祐人]

織田信長が創った世界が1935年の世界まで続いていた!
そんな言葉が目に入って思わず手に取った「覇王の軍」。
作家は羅門祐人先生。
ゲームデザイナーであったこともあり、SF小説や仮想戦記を中心に執筆しています。
「覇王の軍」は、著者が造った言葉、シムシビライズ(仮想文明)をテーマとしており、独自の世界観を描いています。

時は1935年。
大日本帝国初代皇帝、織田国第20代皇帝である織田光長は、織田国・伊達国・琉球国の大日本連邦は、アメリカ合衆国に戦いを挑みます。
この物語では、世界を主に支配しているのは大日本連邦。
様々な国と同盟を組み、アメリカ合衆国、ロシア帝国、欧州連盟と戦いを繰り広げます。

「覇王の軍」は全10巻。
ぶんか社文庫から刊行されていましたが、つい数ヶ月前に絶版になったようです。
まだ一部のネット書店では在庫があるようですが、いずれなくなっていくでしょう。
5巻くらいまで購入して読んでいたある日、ネット書店で検索しても出てこなくなって絶版になったことを知りました。
早く気づいたおかげでジュンク堂書店にはまだ在庫があり、無事に10巻まで新品で購入することが出来ました。

内容はまあそこそこ面白いという感じでしょうか。
こういった第二次世界大戦当時の戦記ものでよくありがちですが、やたら漢字や難しい言葉が出てくるので普通の小説よりも読みづらかったです。
戦国時代の小説もやたら難しい言葉は出てきますが、それよりもずっと読みづらいですね。
何故なんでしょうかね。
それでも10巻全て読み終わって達成感みたいなものはありました。
戦国時代だけじゃなくて、第二次世界大戦当時の仮想戦記ものもかなり刊行されていますが、このような大作は見当たらないですね。
またこのような大作に出会ったら...もしかしたら読んでみたくなるかもしれません。


HaouNoGun.jpg

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