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カエル男 [中山七里]

表紙のイラストが気になって手に取った「連続殺人鬼カエル男」。
中山七里先生の作品です。
名前からすると女性のようですが、実は男性です。
デビュー作、「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家さんです。

とあるマンションで女性の死体が見つかった。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
ここから街全体を恐怖と混乱の渦に陥れることになる殺人鬼「カエル男」の最初の犯行だった。
捜査が進展しない中、第二、第三の殺人事件が発生し、街中はパニックに...

以前からデビュー作の「さよならドビュッシー」は読んでみたいと思っていたのですが...表紙のインパクトを優先してしまいました。
ちょっとグロい表現があったりして読後感はあまり良くなかったですが、ミステリーとしてはそこそこ面白かったという感じでしょうか。
「さよならドビュッシー」とはずいぶん作風が違うようなので、この作品でこの作家が面白いとか面白くないとか判断は出来なさそうです。

今度はやはり最初に気になったデビュー作を読んでみようかと思います。
音楽ミステリーということですが...どうでしょうか?




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シューカツ! [石田衣良]

「池袋ウエストゲートパーク」以外、どの作品を読もうか選ぶのに悩んでしまう石田衣良先生の作品。
最近の新刊の中で面白そうだなと思って選んだのが文春文庫から刊行された「シューカツ!」です。

大学3年生の水越千晴は学内の仲間と「シューカツプロジェクトチーム」を結成。
目標は最難関マスコミ全員合格!
個性豊かなメンバーの、戦いと挫折と恋の行方。
直球の青春小説。

私が大学生だったのは果たして何年前のことやら。
今時の就職活動はこんなことやってるんだと思いながら読みました。
遠い昔のことなので共感までは出来ませんでしたが、結構面白かったですね。
エンディングも面白い形になっています。
こんな感じの作品ならまた読んでみたいと思いました。

不況でかなりの就職難だと聞きます。
今の学生さんは大変な状況下で頑張っていると思います。
早く世の中が元気になって、就職難も解消していくといいですね。




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GOSICK [桜庭一樹]

本屋さんに行くとたくさん平積みされていて、なんとなく気になったので1巻だけ購入してみた「GOSICK」。
作家は桜庭一樹先生です。
知ってる人には説明するまでもないですが、女性です。
一般的な小説も書きますが、ライトノベルも多く作品を出しています。

前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソビュール。
極東の島国から留学した久城一弥は、聖○具りっと学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。
学園で起きる難事件を次々と解決していく彼女は、一弥と一緒に豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。

「GOSICK」はシリーズ作品で、かなりの数の作品が刊行されています。
どんなもんかなと思って購入しましたが、面白かったら続けて読んでみようと思っていました。
...正直なところ、全く好みじゃなかったですね。
一応ミステリーということですが、私には面白さが伝わってこなかったです。
結構人気なシリーズのようですから、好きな人にとってはどれも面白いんだと思うのですが。
まあ、私としては、続きは購入しないということで...




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図書館戦争 [有川浩]

単行本を見ていつか読みたいと思っていた「図書館戦争」。
ついに文庫化、しかも5ヶ月連続で「図書館戦争」シリーズが刊行されるということで即購入しました。
作家は有川浩先生です。

2019年(正化31年)。
公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年。
図書隊員を名乗る「王子様」の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した一人の女の子がいた。
その女の子、笠原郁は認められて、エリート部隊・図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属されることになったが...

この作品はTVアニメ化もされていて、ずっと以前に1話だけ見たことがあって、そのイメージを持ったまま読みました。
なんか分かりにくい設定なので、アニメでイメージ出来ていたのは良かったですね。
内容も面白く、サクサクと読めました。
図書隊のほうはなんだか自衛隊っぽい感じでしたね。
民間の組織が武装しているというのもあり得ない設定ではありますが...

第1弾として、1作目「図書館戦争」と2作目「図書館内乱」が刊行され、第2弾として3作目「図書館危機」が刊行されています。
他にもいくつか作品を読んでいるので、毎月刊行するのになかなか追いつけていません。
1作目を読み終わった感じでは2作目以降も楽しんで読めそうなので、第5弾までの全6冊、買い揃えたいと思っています。




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ハンチョウ [今野敏]

TVドラマ「ハンチョウ」がシーズン4までいきました。
その原作となる今野敏先生の「安積班」シリーズ。
「ハンチョウ」はこのシリーズの6作目と7作目にあたる「警視庁神南署」と「神南署安積班」が舞台となっています。

「警視庁神南署」は、新設されて間もない神南署が舞台となっています。
東京・渋谷で銀行員が少年数人に襲われ、金を奪われる事件が発生する。
安積班は、銀行員の男の訴えにより捜査を開始したが、数日後、男は告訴を取り下げてしまう。
そして今度は複数の少年が何者かに襲われる事件が...

「神南署安積班」は、同じ神南署を舞台にした9編からなる短編集となっています。
安積班はこの作品の最後の短編「シンボル」で神南署から安積班全員が東京湾臨海署に移ることになります。
そしてこれ以降は、東京湾臨海署編として7作が刊行されています。

TVドラマ「ハンチョウ」はシーズン1からシーズン3まで観ていません。
そして現在、シーズン4。
なんかTVドラマシリーズ最後を思わせる感じで始まり...
第1話から欠かさず観るようになりました。
少しイメージが違うかなと思っていたのですが、観始めると結構面白いですね。
TVドラマシリーズの紅一点、黒谷友香演じる水野巡査部長ですが、実は原作にはもともといませんでした。
でもWikipediaによると、逆輸入の形で原作の方に登場しているらしいです。
単行本の2冊はまだ読んでいないので、文庫化されるのが楽しみですね。
今野敏先生の作品は好きなシリーズがいくつかありますが、最近はあまり好みじゃないシリーズ作品の刊行が続いています。
「安積班」シリーズの単行本、早く文庫化されないかと思っています。






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