大貫警部

赤川次郎先生のシリーズ作品「大貫警部」シリーズ。
「4文字熟語」シリーズとも言われ、作品のタイトルが全て4文字熟語＋「殺人事件」となっています。

「大貫警部」シリーズは1982年に第1弾が刊行され、これまでに13作が刊行されています。
最新作は新書版で2009年1月に刊行された「輪廻転生殺人事件」。
文庫版では12作が刊行されていて、最新作は「女優志願殺人事件」です。

警視庁捜査一課の迷惑刑事・大貫警部。
タイトルの4文字熟語に絡んだ殺人事件が発生し、大貫警部が事件の解明にあたります。
解明しようとするのですが、逆に事件を混迷に導く、ちょっと変わった刑事もののです。
ヒーローというにはあまりにガサツで適当。
部下である井上刑事がいつも苦労しています。

キャラ設定は面白いのですが、シリーズ作品の中では個人的には下位に位置する作品。
読みやすく内容も面白いのですが、私にしては珍しくこれまでに１回しか読んでいません。
他のシリーズ作品は何回も読んでいるのですが．．．

現在、文庫版は12作全て持っています。
先日、第11弾の「狂喜乱舞殺人事件」と第12弾の「女優志願殺人事件」をまとめて購入して、それぞれ1日で読み終わりました。
2作続けて読んだせいか、以前の作品も読みたくなりました。
今度、2回目のシリーズ読破をしてみようかと思っています。