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クビキリサイクル [西尾維新]

「戯言」シリーズの第1作である「クビキリサイクル」。
作家は西尾維新先生。
2002年に新書版で刊行され、2008年に講談社文庫より特別装丁で刊行されました。

この作品の主人公である「ぼく」は、4月、友人の久渚友(くなぎさとも)に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。
けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかり。
「ぼく」はそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。
まあ、これも言ってみただけの「戯言」なんだけれど...

この作品、まず主人公であり、語り部である「ぼく」には名前が出てきません。
その一方で他の登場人物はかなり名前が凝っています。
凝っているというのはちょっと違うかな?

内容はミステリー的な要素がある作品ですが、とにかく言い回しがやたらと難しい。
読んでいてもストーリーがよく分からなくなる時もありました。
「ぼく」は「戯言遣い」と言われており、本編中にやたらと戯言が登場します。
「戯言」の意味もよく分からない時もあって第1作は読むのに苦労しました。
この作品は2回読むと良いのかもしれませんね。

読後感としては、個人的には良かったと思います。
続きを読みたいと感じましたね。
まだ全巻を読み終わってそんなにたっていないので、このシリーズの紹介が全て終わった頃にもう一度、第1作から読んでみたいと思っています。




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