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蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾 [堂場瞬一]

「刑事・鳴沢了」シリーズに続く、堂場瞬一先生の代表シリーズ、「警視庁失踪課・高城賢吾」。
「警視庁 失踪人捜査課」としてTVドラマ化もされました。
第1作の「蝕罪」は2009年2月に中公文庫から刊行されました。
「刑事・鳴沢了」シリーズと同じ出版社です。

行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課。
その実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。
ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。
着任早々、結婚を間近に控え、何故か失踪した青年の事件が持ち込まれるが...

文庫書下ろしで刊行されたこの作品は474ページ。
さすがに400ページを超えると分厚く感じますね。
「刑事・鳴沢了」シリーズもほとんど全てこんな感じですが。

失踪人捜査課という、これまでにない部署を舞台にした警察小説。
堂場瞬一先生の作品を最初に読んだのがこの作品でした。
TVドラマを1話だけ観た影響ではありますが、高城賢吾役の沢村一樹、明神愛美役の森カンナを当てはめながら読みました。
普通はTVドラマと原作はキャラがあまり一致しないと感じることが多いのですが、これはぴったりな感じがしましたね。
他のメンバーは...1話だけしか観ていないので印象にありません。

ストーリー的には普通の、殺人事件が起きて刑事が事件を解決していく、というよくあるパターンではなく、失踪した人物を調べていき、見つけていくという形なので、ちょっと新鮮な感じでした。
第1作を読んだ時点で、もう次の作品が読みたいという気持ちを持っていましたね。

このシリーズ、1冊が900円と高いんです。
次々と読み進めたいという気持ちはあったのですが、結構大変でしたね。
「刑事・鳴沢了」シリーズはまだ全部読み終わっていませんが、この作品は最新作まで既に読破済みです。




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