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万能鑑定士Qの事件簿Ⅲ [松岡圭祐]

松岡圭祐先生の新シリーズ「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズの第3弾。
1作目と2作目の同時刊行の翌月、2010年5月に刊行されました。
連続刊行ってすごいですね。
この頃は既にいくつもアイデアを持っていたんでしょうね。

人気ファッションショップで、ある日突然、売り上げが落ちてしまう。
いつも英語は赤店の女子高生が、東大入試レベルのヒアリング問題で満点を取る。
この奇妙な事象をともに陰で操っていたのは、かつてミリオンセラーを連発した有名音楽プロデューサー・西園寺響だった。
借金地獄に堕ちた彼は、音を利用した詐欺を繰り返していた。
凜田莉子は鑑定眼と機知の限りを尽くして西園寺に挑む。

この作品の特徴としては、いつもストーリーの冒頭では不思議な事象から始まります。
何が起きているのか、何が原因なのか、謎が問いかけられます。
それに対して主人公の凜田莉子が見事な鑑定眼で爽快に事件を解決していきます。

3作目の時点ではまだキャラとしては弱い感じがしていましたが、読後感は非常に良かったです。
続巻が読みたいと思える作品ですね。
まあ、この頃はまだ千里眼の余韻が私の中に色濃く残っていたので、思い入れはまだまだ浅かったですが。




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