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破弾 刑事・鳴沢了 [堂場瞬一]

「刑事・鳴沢了」シリーズの第2弾である「破弾」。
堂場瞬一先生のこのシリーズはどの作品も分厚く、そして、文庫なのに900円と高いです。
この作品も504ページというボリュームです。
いつも読み始めるのに躊躇してしまいますね。
読み始めると早いのですが。

故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。
警視庁多摩署で現場に戻った了は、刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。
命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、被害者の周囲にはなぜか公安の影が...
東京郊外の新興住宅地に潜む、過去の闇を暴けるのか?

一度刑事をやめた鳴沢了が警視庁で再び刑事になって最初の作品です。
珍しい展開です、というか初めての展開でしたね。
最初はなんだか少し違和感もありましたが、読み進めるうちに気にならなくなり、徐々に面白くなっていきました。
スーパーヒーロー的な刑事ではないので、爽快感のようなものはありませんが、人間臭い刑事の物語も面白いものです。

このシリーズはまだまだ読んでいない作品が多いです。
完結しているので最後まで読み続けたいと思っています。




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