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吸血鬼ブランドはお好き? [赤川次郎]

赤川次郎先生の吸血鬼シリーズの第26弾である「吸血鬼ブランドはお好き?」。
2008年8月にコバルト文庫から刊行されました。
数多くのシリーズ作品の中で、唯一コバルト文庫から刊行されているものです。
この作品から、表紙・挿絵のイラストが、「ひだかなみ」という方に変わっています。

ファッションデザイナーの卵・麻乃は、ある夜、マントをまとった吸血鬼風ファッションの男性を見かけ、吸血鬼をイメージしたデザインを考えつく。
だが、それを師匠に盗まれた上に解雇され...
図らずもモデルになった吸血鬼クロロックと娘のエリカが、正義のために立ち上がる!

この作品は、表題作の他に、「吸血鬼は魔女狩りの季節」「吸血鬼円舞曲(ワルツ)」の2編が収録されています。
全体のページ数が185ページ、しかも結構挿絵が入っていて、1ページの行間、文字数も少ない。
通勤電車で読むと、片道だけで読み終わってしまうくらいなので、この作品は自宅読みしました。
予想通り、一気に1時間もかからずに読めてしまいましたね。
読後感はあいかわらず良くて、軽い気持ちで読める作品です。
この軽い感じが好きで、続巻の刊行をいつも心待ちにしています。




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黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談 [高里椎奈]

「薬屋探偵妖綺談」シリーズの第2弾、「黄色い目をした猫の幸せ」。
2005年12月に文庫版が刊行されました。
私が購入した時には既に何冊か文庫版が刊行されている時点だったと思います。
1冊では分からなかったので第2弾も購入してみた、という感じでした。

薬屋の看板を掲げながら、密かに揉め事相談所を裏稼業にしている深山木薬店に少年殺しの依頼があった。
引き受けられるはずもないが、後にその少年がバラバラ死体で発見されたことから事態は緊迫!
店主・秋に殺人の容疑が振りかかる。
凄惨な事件の裏にある、あまりにも意外な真相とは!?

2作目もタイトルと内容がリンクしていません。
細かい部分まで覚えてはいませんが、猫なんか出てきたっけかな?という感じです。
この時点でもまだハマリ度は低く、読後感もいまひとつの印象でした。
妻はこの作品のどこが面白いと感じたのだろう、と思ってもいましたね。
後々にはハマるこのシリーズも、まだまだ自分の中では継続か断念か、微妙なところでした。




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ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人 [今野敏]

今野敏先生のシリーズ作品の中で大好きなシリーズ「ST 警視庁科学特捜班」の第2弾である「毒物殺人」。
2002年9月に文庫版が刊行されました。

東京・新宿の公園で若い男の変死体が発見された。
そしてまた不可解な変死事件が...
個性派揃いの警視庁科学特捜班の面々が動き出した。
事件の背後には、宗教にも似た自己啓発セミナーの存在が浮かんできた。
テレビ局の有名女子アナの身に危険が迫る。

2002年に刊行された作品ですが、内容に古臭さは全く感じられず、面白いと感じた作品でした。
私が購入した時点では既に8冊くらい刊行されていました。
シリーズ2作目でしたが、これを読んだ時点で続巻をまとめて購入した記憶があります。
もうハマっていたということでしょうね。
この後の作品を読んでもキャラ自体が気に入っているので、きっと面白いと思いました。

1作目の紹介でも書きましたが、早く新作が読みたいですね。
基本的に1巻ずつで、内容が繋がっているわけではないので、新作が出たら改めて読み直す必要はないのですが、もう一度読んでみたい作品ではあります。




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シアター! [有川浩]

「図書館戦争」「フリーター、家を買う」など多くの注目作品を書いている有川浩先生。
とある劇団を主人公にした「シアター!」はメディアワークス文庫から刊行されています。
1作目は2009年12月、2作目は2011年1月に刊行されました。

小劇団「シアターフラッグ」

ファンも多いが、解散の危機が迫っていた...そう、お金がないのだ!!
その負債額なんと300万円!

悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。
司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ。」と厳しい条件を出した。

新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。
そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが...!?

借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!
それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。
旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。
そんな中、主宰・春川巧にも問題が...

どうなる「シアターフラッグ」!?

正直、劇団がテーマということで、どうかなと思っていましたが...
面白かったですね。
自宅読みでしたが、1作目、2作目、続けて一気に読み終えました。
読後感もなかなか良かったです。

この作品、モデルになったらしい劇団によって舞台化されていたみたいですね。
2011年1月に「もう一つのシアター!」という舞台が上演されたようです。
DVDも発売されているようなので興味がある人はこちらも見てみると良いかもしれません。
私は...小説だけでいいです...



ところで、いつのまにかnice!が10000を超えました!
個人的には気に入っっているブログを見に行ったり、私のブログを見に来てくれた方々のブログを訪問しに行ったりしていただけですが、ありがとうございます。
でも、最近は自宅在庫が100冊近くになっているので、読むほうに力を入れ過ぎていまして...
なかなか平日はブログ巡りが出来ず申し訳ないです。

最近は書き溜めたネタをアップしていっているのですが、まだまだ残っており、しかも日々読み終わる本も増えているのでネタが増えていく一方です。
最近は過去に読んだシリーズものの作品を紹介することが多いですが、合間に新作なども挟んでいきたいなと思っています。


 

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相剋 警視庁失踪課・高城賢吾 [堂場瞬一]

警視庁失踪課という一風変わった部署が舞台の警察小説、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ。
第2弾は、「相剋」です。
2009年4月に刊行された作品です。

捜査一課から失踪課に来た協力要請。
情報提供して消えた目撃者捜しだという。
筋違いと主張する高城を制し、室長の阿比留は法月と明神に捜査を命じる。
時を同じくして、少女が失踪。
友人が訴え出るものの、親族以外からの捜索願は受理出来ない。
だが、少女の家族の態度に違和感を感じた高城は、醍醐と共に非公式に調べ始めるが...

「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズは、自分の中では既にキャラクターのイメージが出来ていることもあって、新しい作品にもすんなり入り込めて、楽しんで読むことが出来ました。
いつも通勤電車で読んでいますが、これを読んでいる時は読書時間が楽しいですね。
さすがに乗り過ごすことはありませんが、気づいたら乗り換え駅に着いたということがありました。
まだ完結はしていないこのシリーズも、「刑事・鳴沢了」シリーズと同じで、読み続けたいシリーズの1つです。




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