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花嫁は夜汽車に消える [赤川次郎]

ご存知、赤川次郎先生の「花嫁」シリーズの文庫版最新作、「花嫁は夜汽車に消える」。
前作と同様に実業之日本社文庫から刊行されています。
212ページとかなり読みやすいサイズです。

モノクロ映像の中で、列車をバックに恥らう花嫁。
ドキュメンタリー番組「花嫁の歴史」のプロデューサーから彼女を捜すよう命じられたスタッフの片丘と今日子だが、花嫁の顔にはなぜか見覚えが...
一方、女子大生・亜由美は孤独死した老女が遺した日記帳を受け取る。
そこには、ある受刑者の無実を示す証拠があった。

212ページと薄いので、てっきり1つのストーリーだと思いきや、表題作の他に「花嫁は天使のごとく」というもう1つのお話を含む2編の短編集でした。
もともと読みやすく、すぐに読めてしまう赤川作品ですが、さらに短編とあって、あっという間に読み終えてしまいました。
このシリーズも長く読んでいますが、主要キャラが色あせることなく、今でも普通に楽しく読むことが出来ます。

どうやら彼の「花嫁」シリーズは今後、実業之日本社文庫から刊行されるようですね。
このシリーズは新書版が刊行されてからの文庫化ですが、今後もどんどん文庫化されてほしいと思っています。




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