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黒いモスクワ ST 警視庁科学特捜班 [今野敏]

「ST 警視庁科学特捜班」の第3弾。
2000年12月に新書版で刊行された後、2004年1月に講談社文庫から文庫化されました。
約3年の間をおいての文庫化です。
1年くらい前に初めて読んだ私は、当然のことながら文庫版を購入しました。

ロシアの捜査当局と情報交換のために急遽出張せよ。
モスクワに到着した警視庁科学特捜班、通称STの百合根と赤城を待ち構えていたのは、ロシア正教会で起きたマフィア怪死事件だった。
さらに、日本人フリーライターも変死して...

この内容紹介には出てきませんが、本作の主役は、法医学担当の赤城ではなく、第一科学担当で武術の達人の黒崎です。
舞台もモスクワが舞台で、黒崎は出張ではなく、武術の関連での個人的なモスクワ訪問でした。
もともと非常にキャラがたっている5人が主役の作品。
ストーリー展開が多少強引でも、まあ良しとしましょう。

今野敏先生の作品の中でも好きなシリーズの1つなので、楽しんで読むことが出来ました。
10年くらい前の作品ですが、今読んでも違和感はあまりないですね。

最近、非常に多くの警察小説を読むようになり、このシリーズの特殊な設定が際立っているように思います。
何よりも、警察小説ですが、警官・刑事が主役ではなく、科学特捜班の技官が主役ですから。




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