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午前0時の忘れもの [赤川次郎]

集英社文庫のキャンペーン、「ナツイチ2011」で最初に購入した作品。
おなじみ赤川次郎先生の作品です。
1994年に新書で刊行され、1997年に文庫化されました。
結構昔の作品だったんですね。

愛していれば、奇跡もきっと起こる。

高速バスが湖に転落する事故で、四十人余りの乗客が帰らぬ人となってからちょうど1ヶ月。
湖の底に沈んでしまった死者たちから愛する人たちへとメッセージが届く。
メッセージに導かれ、深夜のバスターミナルに集まった人々が出会う不思議な出来事とは?

いつも赤川次郎作品を読む時とはまた違った感じを受けました。
ちょっと切ないファンタジー的な作品で、かなり惹き込まれましたね。
ちょうど300ページの作品は通勤読みで1日で読み終わりました。
集英社文庫独特の印刷の匂いはやっぱり気になりましたが、内容は素晴らしかったです。
シリーズものばかりに走りそうですが、こういった単体の作品にもかなり心惹かれる作品があると分かり、もっと多くの作品を読みたいと思いました。
シリーズもので文庫化されている作品は全て読んでいますが、それ以外はまだまだ読んでいない作品が多くあります。
...というか多過ぎですね。
彼の作品の豊富さには驚かされます。




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