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黒笑小説 [東野圭吾]

東野圭吾先生の「笑小説」シリーズで、「怪笑小説」に続いて購入した「黒笑小説」。
2005年4月に単行本で刊行された後、2008年に文庫化されました。
そして集英社文庫「ナツイチ2011」で対象となっていたので、即購入しました。

作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。
「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。
一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。
そして遂に電話が鳴って...

この作品はタイトル通り、黒い笑いに満ちた短編集となっています。
この紹介にある「もうひとつの助走」をはじめ、13篇の作品が収録されています。
確かにどれも黒い笑いです。
人間の心の黒い部分がよ~く表れています。

同じようなタイトルのもう1作、「毒笑小説」はまだ読んでいません。
こちらもやはりタイトル通り、毒のある笑いが盛りだくさんなのでしょう。
また、先月、「笑小説」シリーズの4作目である「歪笑小説」もいきなり文庫で刊行されました。
いずれは購入するつもりでいるのですが、今のところはまだ保留にしています。

加賀恭一郎シリーズもまだ途中までしか読んでいないし、彼の作品はまだまだ読みたいと思う作品があります。
今はちょっと一休みというところですね。




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