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パーティ [山田悠介]

なんとなく読むようになり、結構好きな作家になった山田悠介先生の「パーティ」。
2011年6月に角川文庫から刊行されました。


4人の少年たちは、小学生の頃から友情を育んできた親友だった。
しかし彼らは、ある事件をきっかけに、離ればなれになってしまう。
だが今日、謎の手紙に誘われ、頂上に神様がいると言われている「神獄山」で再会する。
身体の弱い転入生の少女を4人で守ろうとした、罪ある過去を思い出しながら、過酷な山道を登り始め頂上を目指す。

果たして山頂で彼らを待ち受けているものとは?

そして「罪ある過去」とは?


ストーリーの舞台の大部分を占めているのは、4人が登っている山です。
そしてそれよりもストーリーの中核にあるのは、4人のうちの1人、語り手の戸部康太の回想です。
4人で山に登っている理由が徐々に明らかになっていきます。

そこそこ面白かったのですが...
語り手の回想さえあればストーリーの大半が掴めてしまいます。
特に山を舞台にしなくても良かったんじゃないかと思いました。
山に登る意味は一応あるのですが、それでもそこにこだわる必要はないのかなと。
回想がストーリー展開の9割を占めていて、結末は最後の最後に少しだけというのもちょっと物足りなかったですね。
この作家の作品を読んで、う~んと思った初めての作品でした。

まだ何冊か読んでいない作品があります。
文庫も何冊かありますが、それよりもまだ文庫化されていない作品が読みたいですね。
たぶん、あと何年か待たなければいけませんが...






ブログ巡りをしているなかで刺激されて、先日デジタル一眼レフカメラを購入しました。
これまではコンパクトデジカメか携帯電話のカメラ。
まだ取説やカメラの本とかで勉強中で、子供の写真を1枚撮っただけ。
なんだかこれまでに撮った写真と比べて、あまりに奇麗に撮れたのでびっくりしました。

我が家はビデオカメラは所有していないので、このカメラで、想い出の家族写真や風景などをいっぱい撮っていこうかなと思っています。
そのためにはひたすら勉強...難しいですが。

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