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吸血鬼と呪いの古城 [赤川次郎]

「吸血鬼ドックへご案内」に続く赤川次郎先生の吸血鬼シリーズ。
この作品は、2010年7月にコバルト文庫から刊行されました。
あいかわらず、あっさり読めるサイズです。

温泉旅行に出かけたエリカたち。
安さで選んだバスツアーはTVドラマで人気が出た武将の地元を訪れる内容。
そのため、現地では「歴女」たちでいっぱい。
プレハブで作られた「新築のお城」やドラマの小道具ばかりの博物館にうんざりするが、お城の裏手の古井戸から、時空を超えて苦悶のうめき声が聞こえて...!?
轢死の闇に葬られた事件を吸血鬼父娘が追う!

179ページの作品で3編を収録。
1ページの行数は少なく、挿絵も多用。
通勤電車の片道1時間程度で読み終えてしまいました。
推理でもなくミステリーでもなく、軽い赤川作品を読みたいかたはどうぞ。

この作品は2010年の作品です。
2011年7月に続刊が刊行されていて、次の作品は今年の夏頃まで待たなくてはいけません。
年に何冊かしか発売されない「Cobalt」という雑誌の掲載作品を集めたものなので、年1冊というのは仕方がないかもしれませんね。




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