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鎮火報 [日明恩]

先日双葉文庫から刊行された「鎮火報」。
知ってる人は名前からも分かると思います。
というか知らない人も表紙のイラストを見れば分かりますが、消防士が主人公の物語です。

著者は日明恩(たちもりめぐみ)先生。
以前に紹介した「それでも、警官は微笑う」という警察小説の著者です。
消防士が主人公の小説って珍しいですね。
裏表紙や帯には「青春消防ミステリー」と書いてあります。


「鎮火報」はとある消防署に勤務する消防士の1人称で語られています。
この主人公、若くて口が悪い。
先輩にも平気でタメ口、先輩・警察・一般市民にまで怒鳴り罵声を浴びせます。
すごいキャラクターです。
本当にこんな消防士がいたら...嫌なのか、それとも逆に頼もしいのか。

青春消防ミステリーということですが、確かに火事の中で発生した「謎」がストーリーの中心にはなっていますが、基本的には口が悪い主人公が周りを巻き込みながらも消防という仕事にぶつかっていく「青春」ストーリーです。
この本は実家に帰省中という、いつもと違った環境で読んだせいもあって面白かったのかそうでなかったのか、あまりよく分かりませんでした。

この作品は、「埋み火」というタイトルのシリーズ2作目と同時に文庫化されています。
もちろん2作目も購入済みですが、今自宅在庫の待ち行列の中に入っています。
面白さが分かるのは2作目を読んでからかな?
もしそうだったら、1作目をもう一度読み返してみるかもしれません。




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