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新世界より [貴志祐介]

以前からずっと気になっていてずっと買おうかどうか迷っていた「新世界より」。
貴志祐介先生の超大作です。
私が購入したのは新書版ですが...厚さ約5cm!
1ページに上下段があり、ページ数もなんと953ページもあります。
ちょっとした辞書並みです。

「新世界より」は独特の世界観で描かれています。
舞台は1000年後の日本。
「呪力」と呼ばれる念動力を持つことが当たり前になった人類は、「悪鬼」と「業魔」の伝説に怯えながら平和に暮らしていました。
そんな中、「呪力」を持つ子供たちが禁を破り、そして悪夢のような出来事が起きてしまいます。


ページ数が多く読むのが非常に大変でしたが、思っていたよりも早く読み終えることが出来ました。
内容的には...個人的にあまり好みではなかったですね。
ネット書店での内容紹介やレビューの内容から期待し過ぎていたというのもあるかもしれません。

なんとか読み終えたという達成感のようなものはありますが、内容についての読後感はあまり良くはなかったです。
別にホラーっぽいとかグロいとかそういった感じではないのですが...「これは面白い!」という感じでもなかったですね。


気がはやって購入しましたが、今月、上中下巻で講談社文庫から刊行されるようです。
買うまでは文庫になるのを心待ちにしていたのですが、読み終わった今となっては新書でも良かったと思っています。
文庫で買ったとしても、おそらく通勤用ではなくて自宅用になっていたと思いますので...




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