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密室殺人ゲーム王手飛車取り [歌野晶午]

以前から読みたいと思っていて先日ついに購入した「密室殺人ゲーム王手飛車取り」。
作家は歌野晶午先生。
推理作家で、多くの推理小説、ミステリー小説を書いています。

「頭狂人」「044APD」「axe」「ザンギャ君」「伴道全教授」、奇妙なハンドルネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出し合い、他のメンバーが推理していくというゲームを繰り返していきます。
但し、ここで語られる殺人事件は全て出題者の手で実行済みの現実に起きた殺人。
犯人が分かっている中で、どうやって殺人を実行したかを推理していきます。

なかなか購入しなかったのは、他の作品のレビューで作家の評価が低いのが気になっていたため。
思いきって購入してみて読みましたが、読み始めたら結構ハマりました。
特に後半は面白さが増して、意外な事実、意外な結末が待っています。
結末、と言っていいんでしょうかね。
最後はその後どうなるか分からないまま終わってしまいました。

この作品はシリーズ化されていて、既に「密室殺人ゲーム2.0」が新書版で刊行されています。
おそらく文庫化は2012年になるんじゃないかと想定しています。
2巻も楽しみにしたいところですが、レビューを見る限り評価は微妙な感じ。
内容も1巻の方が面白かったという評価が多くて。
まあ、文庫化されたらとりあえず購入するんじゃないかと思っています。




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