SSブログ

ナイチンゲールの沈黙 [海堂尊]

「チーム・バチスタの栄光」から始まる田口・白鳥シリーズの第2弾、「ナイチンゲールの沈黙」。
作家はもちろん海堂尊先生です。
シリーズのほとんどが上下巻で、なかなか次々と買えないのですが、やっと2作目です。

今度は小児科病棟が舞台。
病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は、眼の癌、網膜芽腫の子供たち。
眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、患児のメンタルケアを不定愁訴外来担当の田口に依頼し、小児愚痴外来が始まった。

手術前で精神的に不安定になっている子供たち。
そんな中、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警視庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。
緊急入院してきた伝説の歌姫と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。

上下巻は長いなぁと思っていたのですが、上巻でハマりました。
「チーム・バチスタの栄光」と違ってこれはTVドラマ化されていませんが、ストーリー的にも面白かったです。
もしかしたら1作目以上かも。
通勤電車で読んだのですが、続きが気になって仕方がなかったですね。

これは3作目も読まなきゃいけないと思っています。
この3作目というのが微妙なところ。
宝島社文庫のシリーズでの第3弾は「ジェネラル・ルージュの凱旋」。
でも時系列的には、角川文庫から刊行されている「螺鈿迷宮」が先のようです。
どうしようかと思っていましたが、結局「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読みました。
現在は第4弾の「イノセント・ゲリラの祝祭」の上巻を読んでいるところです。
読みやすさと一貫した登場人物なので、サクサクと読み進めています。


 

nice!(86) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。