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聖戦士キリー [藤川桂介]

昔々に読んだSF小説。
一度は手放したものの、もう一度読みたいと思って、これも何年も前にオークションで再び手に入れたSF小説。

「聖戦士キリー」

1943年生まれ、「マジンガーZ」「宇宙戦艦ヤマト」など非常に多くのTVアニメの脚本を手がけ、小説としては大ヒットした「宇宙皇子」の著者、藤川桂介先生の初期の作品です。
第1作、「銀河創世記伝 聖戦士キリー」が集英社コバルト文庫から刊行されたのは1983年。
1983年中の短期間で3冊の第一部が刊行され、すぐに第二部「新・銀河創世記伝の3冊を翌年までに刊行されました。

時代設定は...気にしないでください。
こういった未来を扱うSF小説にはありがちなことですので。

西暦1999年。
度重なる戦乱と天変地異で荒れ果てた地球。
そんな地球の再建に、宇宙を放浪する異民族のシャングリア人が力を貸した。
地球再建に向けて再出発を始めたかにみえたが、ブラック・エンペラーと名乗る謎の侵略者の魔の手が地球に襲い掛かってきた!

...まず、1999年、過ぎてますね。
確かに世界のあちこちでテロや戦争が起きていて、異常気象などの天変地異もありますが...
UFOの目撃情報は相変わらずいろいろとありますが...

これを読んだ当時は、1999年はまだ先の話でした。
SF小説も珍しく、読みながらワクワクして読んでいましたね。
今のSF小説と比べるとどうしても設定に無理があったり、1隻の巨大戦艦と艦載機で非常に強大な敵に立ち向かうという、設定的には宇宙戦艦ヤマトっぽい感じだったり。
違うのは、リーダーの戦闘機がロボットに変形することでしょうか。
ただ、当時としてはかっこいい、面白いSF小説だと思いましたね。

オークションで手に入れた後、「銀河創世記伝」「新・銀河創世記伝」の全6冊を読みましたが、それ以降は本棚の片隅で眠っています。
今一度読んでみてもいいかなとは思っているのですが、古本独特の臭いが気になって...
いずれ何らかの臭い取り対策を施してみて臭いが消えたら読んでみようかなと思っています。


「新・銀河創世記伝3 逆賊の旅」のあとがきで、著者が「次回から新しい展開に入るので、ちょっと時間をいただいて書きつづけたいと思っています」と書いています。
この言葉を信じ続けて待ち続けているのは私だけでしょうか.....?


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