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豆腐小僧双六道中ふりだし [京極夏彦]

本屋さんに続編の単行本が1コーナーに平積みされていたのを見て興味を持った「豆腐小僧」。
どうせなら1作目から読んでみたいと思って購入したのが「豆腐小僧双六道中ふりだし」です。
作家は京極夏彦先生。
妖怪を描いた作品を多く出していますね。
個人的にはこの「豆腐小僧」で初めて読むことになりました。

江戸郊外のとある廃屋にいつの間にやら棲みついていた1匹の妖怪、豆腐小僧。
ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を落とした時にただの小僧になるのか、それとも消えてしまうのか...
思い悩んだ豆腐小僧は、自らの存在理由を求めて旅に出ます。

物語は、いわゆる講談調で書かれ、テンポ良く物語りが進んでいきます。
700ページとかなり分厚い作品ですが、サクサクと読み進めることが出来ます。
ストーリーが進む中で都度都度描かれている妖怪論。
妖怪入門として読むのも面白い作品です。

私は既に単行本の「豆腐小僧双六道中おやすみ」も購入済み。
まだ読んでいませんが、これから読むのが楽しみです。
2011年4月には角川文庫から「豆腐小僧その他」が刊行予定。
もちろんこれも購入するつもりです。




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