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浜村渚の計算ノート [青柳碧人]

2011年6月の講談社文庫の新刊から面白そうだと思って購入しました。
作家は青柳碧人(あおやぎあいと)先生。
2009年7月にデビューしたばかりの作家です。

「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」

天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。
彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。
テロに対抗し警視庁が探し出したのは、一人の女子中学生だった!

数学の地位向上がテロリストの要求という、なんとも言えない設定。
ほとんどの大人がこの教育ソフトで教育を受けたことがあるなか、予備催眠の影響を受けないのはこのソフトが使われなくなった後に教育を受けた中学生以下。
あり得ない設定で、数学嫌いな私ですが、意外に面白かったですね。
まあ、催眠で殺人させることは出来ないようなのですが、それが出来るようなストーリー展開になっているのはまあ良しとしてですが。
かなり難しい理解不能な数学の話が出てくるかと思いましたが、そんなこともなくサクサクと読み進めることが出来ました。

この作品はシリーズ化されていて、現時点で3作目まで単行本で刊行されています。
2012年1月には2作目が文庫化される予定です。
シリーズものだから、やっぱり購入してしまうんでしょうね~。




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