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旧シリーズ 千里眼 [松岡圭祐]

「クラシックシリーズ 千里眼」の元になっている「旧シリーズ 千里眼」。
タイトル、大きなストーリー構成は同じですが、クラシックシリーズとして全面的にブラッシュアップされたものと比べると、非常に読みにくい感じ。
クラシックシリーズを先に読んだ私は、読み終わるのに結構苦労しました。

クラシックシリーズでは、この旧シリーズの無駄な部分を削除し、時代的な背景、心理学的・科学的根拠に基づいた修正、文章自体の読みやすさが考慮されていて、全く別の小説のような感じになっています。

旧シリーズは555ページ。

クラシックシリーズは443ページ。

しかも改行位置や会話形態など、読みやすさも向上。
実際にはページ数以上の差があると思います。

小学館文庫では既に出版契約が終了しているので、随時絶版予定となっています。
実際、一部のネット書店では既に注文出来ません。
ただ、かろうじて在庫が残っているところではまだ購入することが出来るかもしれませんので、旧シリーズにも興味がある方はお早めに。
まあ、更新漏れで、注文したらやっぱりありません、と言われるかもしれませんが...

マニアな方は...旧シリーズとクラシックシリーズを比べながら、「ここが丸ごと削除されてるっ!」「あっ!ここが違ってるっ!」とか、読んでみてはいかが.....?


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