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アナザーフェイス [堂場瞬一]

「警視庁失踪課・高城賢吾」「刑事・鳴沢了」の著者、堂場瞬一先生が新たなシリーズとして書き下ろした「アナザーフェイス」。
ずいぶん前に購入はしていたのですが、つい最近やっと読み終えました。

元捜査一課で、警視庁刑事総務課に勤める主人公、大友鉄が元上司の計らいで特捜本部に投入され、再び事件の最前線で活躍します。
主人公の大友鉄は、妻を亡くし息子と二人暮らし。
育児との両立のために異動を志願して捜査一課から警視庁刑事総務課へ移りました。
仕事は毎日5時まで。
昼休みには朝刊に挟まれている近くのスーパーのチラシに目を通して夕食のメニューを考える。
刑事らしくない刑事が、仕事と、子供、昼間子供の面倒を見てくれる義母との間で苦悩しながら事件解決に取り組んでいきます。

堂場瞬一先生の作品は400ページから500ページくらいの作品が多いのですが、この作品も428ページあります。
いつも読み始めるのに躊躇するのですが、「アナザーフェイス」も読むまでに時間がかかりましたね。
でも読み始めたら2日でサクっと読めてしまいました。
読後感も良くて、この先の刑事らしくない刑事の活躍に期待してしまいます。
3月には2作目が刊行されるので今から非常に楽しみです。




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