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幽霊法廷 [赤川次郎]

赤川次郎先生の息の長いシリーズの1つ「幽霊」シリーズ。
2010年10月には文庫最新刊である「幽霊法廷」が刊行され、つい先日読み終わりました。

「幽霊」シリーズはなんと1978年に第1弾「幽霊列車」が刊行されました。
この作品は今では非常に多くの作品を世に出している赤川次郎先生の記念すべきデビュー作です。
この作品から全てが始まりました。
「幽霊」シリーズは以降、タイトルに「幽霊」の文字が入ったタイトルでシリーズ化され、現在までに22作、文庫版では20作が刊行されています。

第20弾「幽霊法廷」は、「幽霊」シリーズでは初の長編。
貿易会社の社長と刑事が殺害された現場に居合わせた宇野警部。
その後、意図に反して犯人を射殺してしまった。
苦悩する宇野警部の元に、事件の真相を突き止めろという謎の電話が...
宇野警部は、恋人で女子大生の夕子と共に解明に乗り出す。

長編とはいえ、300ページ弱。
サクサク読めて、1日で読み終わってしまいました。
短編に慣れ親しんでいたこのシリーズですが、長編もなかなかいいですね。
面白かったです。

文庫化されているものは全て読みましたが、新書版から文庫化へのペースは2年くらいなので、残り2作も2011年、2012年に文庫化されると予想しています。
そして、今後も毎年1冊は新作が刊行されるんでしょうか。
今後もまだまだ続きそうなシリーズですね。




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