敗者の嘘 アナザーフェイス２

2010年7月に文庫書下ろしで刊行された「アナザーフェイス」の第2弾、「敗者の嘘」。
作家は堂場瞬一先生です。
この作品も文庫書下ろしで刊行されています。

神保町で、強盗放火殺人事件が発生。
容疑者にスポーツ用品店店長の渋谷が浮上する。
だが、任意捜査の最中に渋谷は自殺。
翌日には真犯人を名乗る女性弁護士・篠崎優が出頭する。
混乱する特捜本部に、かつての上司・福原の命令で、育児のため一線から外れた刑事総務課の大友鉄が加わるが．．．

このシリーズは、仕事と育児に奔走する刑事が主人公。
他の警察小説と違って地味な感じがしますが、意外にキャラがたっていて面白いです。
シリーズ第2作も前作に違わず、面白かったですね。
438ページとそこそこの厚さがありますが、サクサク読み進めることが出来ました。

彼の作品で、既に読んでいる作品の中では今のところ外してないですね。
まだまだ読んでいない作品も多いので、これから読んでいくのが楽しみです。