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千里眼 The Start [松岡圭祐]

以前に「千里眼」ということで紹介しましたが、1冊1冊魅力があるので個別に紹介していこうかなと。
千里眼新シリーズ記念すべき第1作「千里眼 The Start」。
この作品は続く2作、「千里眼 ファントム・クォーター」「千里眼の水晶体」と共に3冊同時に刊行されました。
刊行されたのは2007年1月。
私の中の「千里眼」も全てはここから始まりました。

岬美由紀、28歳、臨床心理士。
元航空自衛隊初の女性戦闘機パイロット。
戦闘機パイロット自体の動体視力を活かして、相手の心を一瞬にして読み取る能力を持っています。
本当にここまで分かるのかという感じですが、著者あとがきで、「科学的視点が求められる設定については極力リアルに描こうという姿勢で臨んでいます」ということなので、読み取れることは確かなのでしょう。
ただ、それが尋常でない速さで読み取れるという、まさに千里眼のように何でもお見通しということですね。

「千里眼 The Start」は、岬美由紀が航空自衛隊を辞めるきっかけとなった自衛隊での命令違反に対する査問会議から始まります。
その後、自衛隊を辞めた岬美由紀が臨床心理士を目指し、後々に大きな武器となる超人的な能力を発揮していきます。
以前にも書きましたが、この「千里眼 The Start」は122ページと123ページの間にクラシックシリーズと呼ばれる旧千里眼シリーズの完全版が入る形になっています。
もちろん1作品にまとまっていますので、そのまま1冊読み終えても違和感なく読むことが出来ます。
私が読んだ時はまだクラシックシリーズが刊行されていなかったのでそのまま読みましたが、気になる人は122ページまでまず読んで、クラシックシリーズを全部読んでから123ページ以降と新シリーズを読んでもよいかと思います。
ただ...クラシックシリーズは15冊もありますが...

なんだか書いてるうちにもう一度最初から読んでみたくなりました。
実はもう2回も読んでいるのですが...
今は全作品持っているので、今度は「千里眼 The Start」の122ページまで→クラシックシリーズ全作品→「千里眼 The Start」の123ページ以降→新シリーズという順番で読んでみようかな。




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