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クラシックシリーズ 千里眼 マジシャンの少女 [松岡圭祐]

久しぶりの千里眼クラシックシリーズの紹介です。
第6弾、「千里眼 マジシャンの少女」。
656ページの分厚さです。

雪山で遭難事故が発生した。
休暇で訪れていた岬美由紀は救出に向かうが、雪崩に呑み込まれてしまう。
折りしも東京都知事は、お台場の巨大カジノ建設計画を発表。
オープニングセレモニーには天才マジシャン少女、里見沙希が出演することになっていた。
ショーが始まったその時、銃声が轟き、会場は武装集団に占拠されてしまう。
彼らの真の目的とは?

2003年初旬、石原慎太郎東京都知事は、お台場をカジノ化する具体的な計画を発表したそうです。
まずは巨大な仮設ドームを造って、そのなかでカジノを疑似体験出来るようにしたいとのことだったようです。
私は全然覚えていませんが...
この作品は、発表からたったひと月後に刊行された作品です。
1つの作品の刊行までは1ヶ月ではとても出来ないこと。
ということは事前に知っていないと題材としてタイミングを合わせて使うことは無理。
著者はいったいどうやってお台場カジノ化のことを知ったんでしょうね~。
不思議です。

この作品では「千里眼」の主人公、岬美由紀と「マジシャン」の主人公、里見沙希の共演。
共演といっても特に「マジシャン」の世界観が入り込んでいるわけではなく、「千里眼」に里見沙希が脇役でゲスト出演しているといった感じです。
この頃になるとどの作品も分厚いクラシックシリーズにも慣れて、次々と刊行される作品を購入してすぐに読み終わっていましたね。
改めてこうやって記事を書いていると、やっぱり読み直したい作品の筆頭になるシリーズですね。




MagicianNoSyojo.jpg

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