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さくら日和 [さくらももこ]

集英社文庫の「ナツイチ2011」でスタンプを集めようとして手に取った「さくら日和」。
ご存知、さくらももこ先生のエッセイ集です。

21世紀を前にして、人生最大の危機に陥ったももこさん。
「ママは本当はさくらももこなんじゃないの?」と息子が疑いを抱き始めたのだ。
「深まる息子の疑惑」をはじめ、父ヒロシを連れての社員旅行など、抱腹エピソードが満載。

エッセイ集ってあまり好きではないですが、彼女のエッセイは妻が以前に読んでいたので、私も結構な数読みましたね。
なんか久しぶりな感じでした。
「21世紀を前にして~」とあるので結構前の作品だと思い調べたところ、1999年の作品でしたね。
集英社文庫から文庫化されたのは2007年です。
「ナツイチ」もそうですが、こういったキャンペーンって結構古い作品が選ばれていたりしますね。
購入してみたら結構前の作品だったということがよくあります。
普段は購入しないエッセイですが、たまには良いかもしれません。







さて、「ナツイチ2011」。

ナツイチ・スタンプはじめました!

と、まるでAMEMIYAの「冷やし中華はじめました!」みたいなキャッチフレーズ。
キャンペーン対象作品を購入すると、1冊につき1個のナツイチ・スタンプがもらえます。
昨年のストラップの時にも何冊か購入して、ストラップをGETしましたね。
子供のおもちゃになってしまい、今ではどこにあるのやら...

今年はスタンプ。
全部集めてみようと思いたって、一時期集英社文庫だけを購入していました。
結局集まったのは全9種のうち7種類。
対象作品の中から選ばなければいけないのと、同じものがもらえたことも何度か。
もう興味のある作品がなくなって途中で挫折しました。

NatsuIchi.jpg

でもまた来年こんなキャンペーンがあったら...
また集めたくなっちゃうんでしょうね。
同じ時期、角川文庫もキャンペーンやってましたが、こちらはストラップだったので集めませんでした。

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十津川警部 東京上空500メートルの罠 [西村京太郎]

どれを読んでよいか分からないほど非常に多くの作品が刊行されている西村京太郎先生の作品。
「飛行船」という珍しい舞台だったので読んでみようと思いました。
2010年11月に双葉文庫から刊行された作品です。

桶川運航基地から招待客七名を乗せ、東京遊覧に飛び立った世界最大の飛行船ツェッペリンNTワン号がハイジャックされた。
犯人からの度重なる要求に応じて、事件は解決したかに思えたが...
初の犯罪に十津川警部が挑む!!

以前に読んでいた駅シリーズもそうですが、彼の作品は非常にサクサクと読めます。
この作品は、行間が少し広く1ページの文字数が少ない双葉文庫の作品で、299ページという読みやすいサイズということもあり、ほぼ1日で読めてしまいました。
鉄道が舞台ではない作品。
あまり彼の作品は読んではいないのですが、それでも十津川警部と飛行船というのは違和感が...
彼の作品ではやはり鉄道が一番ですかね?




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ビブリア古書堂の事件手帖 [三上延]

以前から気になっていて、先日やっと手に入れた「ビブリア古書堂の事件手帖」。
本屋さんでは結構見かけたんですが、ネット書店では一時期品切れ状態が続いていました。
結局ネット書店では手に入れられなかったので、会社近くの行きつけの本屋さんで購入しました。
ここでは注目作品のコーナーに置いてありました。
作家は三上延先生。
神奈川県出身のライトノベル作家です。

鎌倉の片隅でひっそりと営業している古本屋「ビブリア古書堂」。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。
残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。
接客業を営む者として心配になる女性だった。

だが、古書の知識は並大抵ではない。
人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。
彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。

内容は紹介文にある通りなのですが、面白いのは4つの章のそれぞれが1冊ずつ、古書が題材とされているところですね。
その古書をめぐる物語が展開していく形です。
雰囲気としては、ちょっと懐かしい、昭和的な匂いがする物語でしたね。
読後感はそこそこ良くて、あと本がテーマということもあって、個人的には好きな作品でした。

これはシリーズ化するんでしょうか。
彼の他のライトノベル作品は全てシリーズ化されているようですので、これもシリーズ化するんじゃないかと思っています。
古書の数だけストーリーが作れるでしょうから、是非シリーズ化してほしいですね。
もちろん購入すると思います。




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最後のフライト [清水保俊]

飛行機ものの小説を見るとつい手に取ってしまいます。
この作品もそうでした。
作家は清水保俊先生です。
元JALのフライト・エンジニアで、テスト・フライトの経験も多いそうです。

名パイロット、引退の日。
三十七年間空を飛び続けてきた男は最後のフライトで、父に憧れ同じ職に就いた息子を副操縦士に指名。
最初で最後の父子同乗フライトに臨む。
無事に終わってさえくれればとの願い空しく、NYを離陸後、最悪のトラブルが発生し...

帯には...

飛行機芸人カンニング竹山絶賛

「読み終えてすぐ、ジャンボ機に乗りたくてたまらなくなった」

とありました。

正直なところ、「そうかな~...?」という感じでした。
カンニング竹山が飛行機芸人というのも初めて知りましたが。
飛行機についての描写はかなり細かい。
コックピット内の写真も多用されていて、飛行機そのものが好きな人にとってはすごいと思います。
ただ純粋に小説として楽しみたいという場合、描写が細かすぎてストーリーがぼやけてしまい、逆に緊迫した状況が伝わってこなかったですね。
内田幹樹先生の「パイロット・イン・コマンド」シリーズのほうがはるかに良かったです。
ちょっと失敗だったかなと思っています。




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二重標的(ダブルターゲット) 東京ベイエリア分署 [今野敏]

4月~6月クールに放送されたTVドラマ「ハンチョウ4」もそこそこの視聴率ながらも終わりましたね。
「ハンチョウ5」はあるんでしょうかね?
シーズン4は全部観たので、シーズン5があったらまた見ちゃうんでしょうね。

そんな「ハンチョウ」の原作、安積班シリーズの第1作である「二重標的」。
作家は今野敏先生です。

東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補のもとに、殺人事件の情報が入った。
若者ばかりが集まるライブハウスで、30代のホステスが殺されたという。
女は何故場違いと思える場所にいたのか?
疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見する。

私が警察小説を読むようになったきっかけの作品。
それまでは推理小説かSF小説ばかり読んでいたので、最初はなかなか馴染めませんでしたが、読み終わる頃にはハマってましたね。
これ以降、既に多くの作品が刊行されている安積班シリーズを次々と購入していきました。
TVドラマとは結構キャラが違っているメンバーが多い安積班ですが、個人的にはTVドラマより原作のほうが好きですね。
お気に入りのシリーズの1つであることは間違いないです。




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