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タイムスリップ森鴎外 [鯨統一郎]

個人的には当たり外れの差が大きいと思っている鯨統一郎先生の人気シリーズ「タイムスリップ」シリーズ。
最初に読んだのがこの作品、「タイムスリップ森鴎外」でした。
というか、この作品で作家の名前も知りましたね。

何者かに殺されかけ、大正11年から現代の渋谷にタイムスリップした、明治の文豪・森鴎外。
道玄坂で若者に袋叩きにされているところを女子高生・うららに助けられる。
彼女の友人達の助けを借り、元の世界に帰る方法を探るうちに、文学史上の大疑問に突き当たり、鴎外を狙う意外な犯人の名が浮かぶ...

偉人が現代にタイムスリップ。
たまに見かける設定ですが、偉人を現代でどのように表現するか。
あまり期待はしていなかったのですが、結構面白かったです。
妻も読んだのですが、面白かったと言っていました。

ストーリー的にはよく考えられているなぁという印象。
現代人が過去に関わると歴史が変わるという設定はありきたりでしたが、それでも読後感は良かったです。
このシリーズも現在では何作か既に読んでいるお気に入りのシリーズです。




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