SSブログ

探偵・花咲太郎は閃かない [入間人間]

正直なところ失敗かも?と思いつつも購入した「探偵・花咲太郎は閃かない」。
作家は入間人間(いるまひとま)先生。
1986年生まれの若いライトノベル作家です。
この作品は2009年12月にメディアワークス文庫から刊行されました。

ぼくの名前は花咲太郎。
探偵だ。
浮気調査が大事件となる事務所に勤め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。
...にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるや、期待に目を輝かせて見つめてくる。
刹那の閃きで事態を看破する名推理で、最良の結末を提供してくれるのだろうと。

一応、探偵が主人公ですが...まあ、ライトノベルですね。
限りなく軽いストーリーです。
あっさり読めましたが、読後感が特に良いというわけでもなかったです。
う~ん、それほど得意なジャンルではないかな。

この作品はシリーズ化されていて、2作目として、「探偵・花咲太郎は覆さない」という作品も刊行されています。
シリーズものですが...まあ、続きは読まなくてもいいかな、という感じです。
購入したい衝動は一応ありますが...シリーズものという理由だけで。




nice!(47)  コメント(0) 
共通テーマ:

8年 [堂場瞬一]

集英社文庫の「ナツイチ2011」で手に取った作品、「8年」。
作家は堂場瞬一先生です。
2001年、会社勤務のかたわら執筆された作品で、第13回小説すばる新人賞受賞作品です。
つまりデビュー作ですね。
文庫版は2004年に刊行されました。

オリンピックで華々しい活躍をし、当然プロ入りを期待されたが、ある理由から野球を捨ててしまった投手・藤原雄大。
8年後、30歳を過ぎた彼は、突然、ニューヨークのメジャー球団に入団する。
あの男ともう一度対戦したい!
その悲願のためだけに...

この内容から分かりますが、野球のお話です。
「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」に代表されるように、警察小説で有名な作家ですが、実は数多くのスポーツ小説を出しています。
デビュー作品がこの作品で、スポーツ小説ですしね。
一言でスポーツ小説と言っても、野球だけではありません。
ラグビー、水泳、駅伝とかもあります。
一番多いのは野球ですが。

さて、内容ですが...まあ...面白かった...ですかね。
歯切れが悪いですが。
基本的に野球はあまり好きじゃないので、ストーリーにハマりませんでした。
こういったキャンペーンがなかったら手に取らなかったですね。
ただ読みやすいことは確かなので失敗ではなかったかなと。
でもテーマ的に他のスポーツ小説を読んでみようと思うかというと...たぶん今後はないかな。




nice!(84)  コメント(0) 
共通テーマ:

傷物語 [西尾維新]

「物語」シリーズの第二弾、「傷物語」。
講談社BOXから刊行されているシリーズです。
なかなかまとめて買うわけにはいかないお値段で、やっと第二弾を購入しました。

高校生・阿良々木暦は、ある日、血が凍るほど美しい金髪の吸血鬼と出遭ってしまった...!?
彼女がいなければ、“化物”を知ることはなかった。
「化物語」の前日譚である。

前作同様、なかなか読み応えがあるライトノベル作品。
軽い気持ちで読めて、読後感はなかなかのものです。
ライトノベルってそういうものなんでしょうかね?
よく分かりませんが。
警察小説などの比較的重めの作品を読んでいる合間に読むのにちょうどいいですね。

第一弾の「化物語」が上下巻。
この作品、「傷物語」が1巻構成で、これで3冊目です。
まだまだ続いている作品で、第三弾である「偽物語」はまた上下巻になっています。
その後もシリーズは続いており、最新刊「鬼物語」は2011年9月に刊行されています。
なにぶん単行本なので、1冊が1400円前後。
もう少し安ければどんどん購入してしまうのに、今はまだ既刊の全ては購入していません。




nice!(67)  コメント(1) 
共通テーマ:

桃の侍、金剛のパトリオット [浅生楽]

それほど気になったという感じではなかったのですが、なんとなく購入しました。
少し古い時代の中国を絡めたストーリー。
ちょっと読みづらそうな雰囲気がして、しかも少し分厚い。
恐る恐るといった感じでした。
作家は浅生楽(あさいらく)先生。
第16回電撃小説大賞に応募した「ミネルヴァと知慧の樹 始原」でデビューした作家です。

1900年、清朝末期の中国で、魔神の「金剛力」を秘めた子を産む運命を背負う「桃源公主」が産声をあげた。
「香桃」と名付けられた彼女を求め、清の将軍袁世凱の軍が村を襲撃する。
だが香桃は村に潜んでいた旧長岡藩士鬼頭周蔵の機転で日本に亡命した。

時は流れ1914年。
浅草の占い小屋に身をおく書生宇佐美俊介のもとに、侍装束に身を包んだ香桃が現れて...

この内容紹介もそうですが、全て読み終わった今でもストーリーが理解出来ませんでした。
個人的には失敗だった感じですね。
時代設定を見た時にやめておけば良かったです。
歴史は好きなのですが、この時代や中国を舞台にしたところはあまり好きではないので。
まあ個人的な好みの問題ではありますが...

この作家の他の作品が今後出たら購入するかどうか。
ストーリー次第でしょうか。
歴史ものであれば、時代設定が鍵になるかな。




nice!(30)  コメント(0) 
共通テーマ:

眠りの森 [東野圭吾]

東野圭吾先生の「加賀恭一郎」シリーズ2作目である「眠りの森」。
1992年4月に講談社文庫から刊行されています。
「加賀恭一郎」シリーズって結構古いんですね。

美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?
完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。
美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。
若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡美緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。

あいかわらずキャラのイメージは固まりませんが、1作目よりも断然面白かったです。
主人公・加賀恭一郎が刑事になって、警察小説といった感じになったからでしょうか。
いちおう、TVドラマで演じている阿部寛をイメージしながら読みましたが、TVドラマは観ていないので、なんだか違和感がありました。
読後感はなかなか良かったので、シリーズ3作目も購入しました。
この調子で私の中でのお気に入りのシリーズになっていくのを期待しています。




nice!(37)  コメント(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。