SSブログ

クビツリハイスクール [西尾維新]

すっかり特別装丁が気に入ってしまった「戯言」シリーズ。
第3弾は「クビツリハイスクール」です。
2002年8月に新書版で刊行され、2008年に文庫化されています。
カバーだけじゃなく、栞も特別装丁なのが良いですね。

知らない誰かと仲良くするためには絶対に守らなければならない約束がひとつだけ存在する。
その約束とは、相手に対して常に友愛の情を持つことだ。
つまるところそれがどういうことかといえば、知らない誰かと仲良くすることなんて結局は不可能だという意味なのだろう。
いや、そもそも、知らない誰かと仲良くしようだなんて考え自体が常軌を逸しているとしか思えない。
絵空事を語ることさえ自らに許さず、たったひとつの矛盾さえも生理的に見逃すことのできない誠実な正直者、つまりこの「ぼく」は、六月、人類最強の請負人・哀川潤に、およそ問答無用に引き連れられて、高名なお嬢様学校であるところの私立澄百合学園へと向かうことになった。

そして事件はその学園の中で起きる。

それは巻き込まれたと言えるかもしれないし、自ら渦の中へと飛び込んだと言えるかもしれない。

まあ別に、どう言い、どう言いつくろったところで、それはきっと意味がないのだろう。
だって起きた事件自体が、そもそも戯言みたいなものだったのだから...

今回もあいかわらず内容がよく理解出来ない内容紹介でしたね。
よくまあここまで回りくどい言い回しが出来るな~といった感じです。
キャラ設定、世界観が全く理解出来ない人はまず読み終えることは出来ないでしょうね~。
少しだけでも面白さを感じた人は、この際思いきって最終巻まで読みきることをお薦めします。

この作品は珍しく276ページという短いサイズ。
サクサクと読み進めて、かなりのスピードで読み終えたと思います。
まあ、もちろん細かい疑問、つっこみどころはスルーして、ですが...




nice!(69)  コメント(1) 
共通テーマ:

万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ [松岡圭祐]

徐々にキャラに思いいれが出てきた「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ。
第4弾は、2010年6月に刊行されました。
第3弾の翌月に刊行されていますので、かなりの執筆速度ですね。

希少な映画グッズのコレクターの家が火事になり、プレミア品の数々が灰になった。
翌朝、やはりレア物のパンフレットやポスターを扱う店が不審火で全焼する。
連続放火魔の狙いは、かつて全国規模でヒットを飛ばしながら存在を封印された1本の邦画だった。

シリーズ4作目にして、他作品とのコラボが実現しました。
「催眠」シリーズの主人公で、「千里眼」シリーズにも数多く登場するカウンセラー嵯峨敏也が、万能鑑定士の凜田莉子と初共演しています。
こうゆうのがあると面白いですね。
今度は是非とも岬美由紀と共演してほしいですね。
まあ、あれだけのキャラだから、この作品の主人公が食われてしまうので、さすがに無理かな?

この作品は、第1作から3ヶ月連続で刊行された4作目となっています。
正直なところ、読むのが刊行スピードについていけず...
確かこの頃から、自宅在庫が増えていったように思います。
まあ、今ではこうゆう連続刊行がなくても、自宅在庫はどんどん増えていっていますが...

この「万能鑑定士Qの事件簿」、先月刊行された第12弾で完結しましたね。
現在、この作品をじっくり読んでいるところです。
次回作は、「万能鑑定士Qの推理劇」。
来月からスタートするようですが、こちらも楽しみです。




nice!(32)  コメント(0) 
共通テーマ:

平成大家族 [中島京子]

「ナツイチ2011」で初めて知った作品、「平成大家族」。
作家は中島京子先生。
作家の名前もこのキャンペーンで初めて知りましたね。

三十路のひきこもり息子と90歳過ぎの姑と共に、静かに暮らしていた緋田夫婦。
ある日突然、破産した長女一家と離婚した次女が戻ってきて、4世代8人の大所帯に!
物置に閉じこもる孫、離婚後に妊娠が発覚した次女、戦中の記憶と現在を混同する姑...
平穏を愛する当主・龍太郎の思いをよそに、次から次へと騒動が押し寄せる。

なんだろう。
よく分からない作品でした。
自宅読みで、何冊も並行読みしていたこともありますが、ストーリーの記憶がないです。
読後感は悪くはなかったと思うのですが、印象には残りませんでした。
読み終わってまだそんなにたっていないのですが...

ネット書店で他の作品を検索してみましたが、それほど興味を引く作品はありませんでした。
キャンペーンがなければ知らなかった作家。
たぶんこのまま忘れていく...かもしれません。




nice!(44)  コメント(0) 
共通テーマ:

タイムスリップ明治維新 [鯨統一郎]

鯨統一郎先生の「タイムスリップ」シリーズの第2弾である「タイムスリップ明治維新」。
2003年7月に新書版で刊行され、3年後の2006年に講談社文庫から文庫化されました。

渋谷の女子高生・麓うららは、幕末にタイムスリップしてしまった。
時代を我がものにしようとたくらむ、小栗上野介によってゆがめられた歴史を、正しく進めなければ現代に戻れない。
うららは、桂小五郎や坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟の間を奔走し、明治維新を目指す。

1作目で既にハマってしまったこの「タイムスリップ」シリーズですが、2作目も面白かったです。
400ページ弱と、そこそこのサイズでしたが、サクサクと読み進めることが出来ました。
ただ、少し文章が...若者向けというかなんというか。
テーマがテーマだけに仕方がないかもしれませんが、人によっては読みづらいかもしれません。
私は個人的には読みやすかったですが。

このシリーズも2010年までで7作刊行されています。
これからも続くんでしょうかね~。
文庫化されるまでに3年待たないといけないので、一部新書版で購入してしまいましたが、まだ購入していないのもあります。
いずれ購入すると思いますが...出来れば文庫版で購入したいですね。




nice!(39)  コメント(0) 
共通テーマ:

奇巌城 [外国人作家]

久しぶりに外国人作家の作品を読んでみました。
ご存知、怪盗ルパンシリーズの有名な作品、「奇巌城」。
作家はモーリス・ルブラン。
フランスの推理作家で、40歳の時に「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を発表、大評判になり、以降、この「奇巌城」など56編のルパンシリーズを出しました。
1982年に刊行されて以来、過去何度も刊行されています。
翻訳者も様々ですね。
私が購入したのは「ナツイチ2011」で取り上げられた集英社文庫の作品。
1992年に刊行されています。
今回、キャンペーンにより、表紙イラストが漫画「家庭教師ヒットマン リボーン」の天野明先生とのコラボになっています。
最近、こうゆうの多いですね。

ノルマンディの海岸線に眠るフランス王家の財宝。
その隠し場所を解く鍵は、フランス革命で断頭台の露と消えた王妃マリ・アントワネットが残した謎の紙片にあった。
怪盗紳士ルパンと天才的な推理力をもつ少年ボートルレが対決するルパン・シリーズの最高傑作。

久しぶりに読んだ外国人作家の翻訳作品。
この作品は小学生の時に一度読んだ記憶があるのですが、全くストーリーは覚えていなかったので、初めて読んだ感じがしました。
以前は感じなかったのですが、どうも違和感がありますね。
翻訳作品独特の直訳的な感じ。
正直読みづらかったです。

私が外国人作家の作品を読まない理由の1つ。
翻訳者次第で、全く面白くない作品になってしまうかもしれないところですね。
来年くらいには外国人作家にも手を出していこうとは思っているのですが、作品選びが大変ですね。
個人的には、シドニィ・シェルダン原作の「ゲームの達人」などを刊行したアカデミー出版の「超訳」シリーズが気に入っているので、そのあたりから攻めてみようかなと思っています。




nice!(32)  コメント(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。