SSブログ

武士道セブンティーン [誉田哲也]

2月に文春文庫から刊行された「武士道セブンティーン」。
以前に紹介した「武士道シックスティーン」の続編です。
作家は誉田哲也先生。
すっかりこの人の作品が好きになってしまいましたね。

「武士道セブンティーン」は前作同様、剣道部が舞台。
そして前作からの主人公、香織と早苗が引き続き主人公です。
2作目では、家の事情で早苗がやむなく福岡の剣道強豪校に転校するところから始まります。
そこでの指導方法に戸惑う早苗。
全国大会で再会した二人は...

誉田哲也先生の作品の中では珍しい純粋なスポーツ青春もの。
前作同様、剣道の世界を非常に懐かしく感じながら楽しんで読むことが出来ました。
前作はまあまあ面白かったという感じでしたが、シリーズ2作目を読むとやはりだんだんハマってきましたね。
前作よりもなんか面白く感じました。

「武士道セブンティーン」は2008年に単行本で刊行された作品の文庫化。
約3年後ですね。
第3作「武士道エイティーン」は2009年に刊行されています。
ということは...来年くらいですね。
この「武士道エイティーン」でどうやら完結のようです。
大学生はタイトル的に微妙なんでしょうか...?
大学でも社会人でも剣道というテーマなら続けていけると思うんですけどね~。
まあ、ひとまずは第3作「武士道エイティーン」のなるべく早めの文庫化を期待しています。




nice!(27)  コメント(0) 
共通テーマ:

幽霊法廷 [赤川次郎]

赤川次郎先生の息の長いシリーズの1つ「幽霊」シリーズ。
2010年10月には文庫最新刊である「幽霊法廷」が刊行され、つい先日読み終わりました。

「幽霊」シリーズはなんと1978年に第1弾「幽霊列車」が刊行されました。
この作品は今では非常に多くの作品を世に出している赤川次郎先生の記念すべきデビュー作です。
この作品から全てが始まりました。
「幽霊」シリーズは以降、タイトルに「幽霊」の文字が入ったタイトルでシリーズ化され、現在までに22作、文庫版では20作が刊行されています。

第20弾「幽霊法廷」は、「幽霊」シリーズでは初の長編。
貿易会社の社長と刑事が殺害された現場に居合わせた宇野警部。
その後、意図に反して犯人を射殺してしまった。
苦悩する宇野警部の元に、事件の真相を突き止めろという謎の電話が...
宇野警部は、恋人で女子大生の夕子と共に解明に乗り出す。

長編とはいえ、300ページ弱。
サクサク読めて、1日で読み終わってしまいました。
短編に慣れ親しんでいたこのシリーズですが、長編もなかなかいいですね。
面白かったです。

文庫化されているものは全て読みましたが、新書版から文庫化へのペースは2年くらいなので、残り2作も2011年、2012年に文庫化されると予想しています。
そして、今後も毎年1冊は新作が刊行されるんでしょうか。
今後もまだまだ続きそうなシリーズですね。




nice!(25)  コメント(0) 
共通テーマ:

名探偵コナン [コミック]

コミックはもちろん、TVアニメ、映画、TVドラマなどで大人気ですね。
2011年2月の最新巻で71巻になりました。
調べてみると、なんと1994年から連載されているとのことで、もう17年目ですね。
現在の少年サンデーでは最も長期の連載になってるみたいですね。

私が青山剛昌先生の作品に興味を持ったのは、この作品の前に「まじっく快斗という作品を読んでからでしょうか。
未完のままの作品ですが、コミックで3巻出ていますね。
そういえば、「名探偵コナン」の前には「YAIBA」という作品もありましたね。
これもTVアニメ化されましたが、あまり見た記憶がありませんね。

そして、「名探偵コナン」。
1巻からハマってしまいましたね。
それ以来ずっと読み続けています。
TVアニメもたまに観ることはありますが、コミックで先に読んでしまっているので、あまり真剣に観たことはないです。

第1巻で黒の組織の取引現場を見てしまい、組織の人間に飲まされた薬で子供になってしまった江戸川コナン。
最近、よく元に戻ったりしていますが...ほぼ子供のままで71巻。
黒の組織にも近づきそうでなかなか近づかない。
終わりはくるのでしょうか?
もしかして、このまま引っ張り続けて未完のままで終わったりして...




nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:

クラシックシリーズ 千里眼 ミドリの猿 [松岡圭祐]

千里眼クラシックシリーズ第2弾「千里眼 ミドリの猿」は2007年11月に刊行されました。
単行本でも新書でもなく、文庫書下ろしはいいですね。
刊行されてすぐ読めるのはありがたいです。

きみも緑色の猿を見たのかい?
嵯峨敏也と名乗る男にそう聞かれた瞬間から、女子高生の知美の存在は周囲から認識されず、母親からも拒絶されてしまう。
彼は敵か味方か?
一方、岬美由紀のある行動が原因で中国との全面戦争突入のタイムリミットが迫っていた...

この作品では、「催眠」シリーズの主人公である嵯峨敏也が登場します。
これ以降、「千里眼」シリーズと「催眠」シリーズがリンクしてより面白い展開になっていきます。
「千里眼 ミドリの猿」は旧シリーズにも同名の作品があります。
ただ旧シリーズは映画「催眠」の続編的なニュアンスを含んでいたということで、完全版であるクラシックシリーズでは大部分を完全に新しいストーリーとして書き下ろした、と著者自らがあとがきで書いています。

私はどちらの「ミドリの猿」も読んでいますが、読んだ時期がかなりずれているので、そんなに違っていたかな~、とちょっと記憶があいまいですね。
どちらも面白かったのであまり気にしなかっただけかもしれませんが。
確かに登場人物はかなり違っていたような...

新シリーズと並行して読んでいたのですが、並行して呼んでいても違和感なく読めましたね。
何故でしょうか?
以前に紹介したように、このクラシックシリーズは、新シリーズ第1弾「千里眼 The Start」の122ページと123ページの間に全て収まっている内容なのに、新シリーズを意識することなくすんなりストーリーが入ってきました。

新シリーズの表紙も飾っているのですが、クラシックシリーズでも表紙を飾っている女性。
岬美由紀のイメージとして採用されたモデルさんだと思うのですが、イメージキャラクターとして名前が公表されているわけでもない。
映画「千里眼」では水野美紀、旧シリーズの後半の作品、「背徳のシンデレラ」の表紙では釈由美子がイメージキャラクターとなっています。
じゃあ、この人は?
いったい誰なんでしょう、気になります...




MidoriNoSaru.jpg

nice!(30)  コメント(2) 
共通テーマ:

ガンダムと日本人 [その他]

ある日、本屋さんで目にして、思わず購入してしまった「ガンダムと日本人」。
文春新書から2010年11月に刊行されました。
著者はゲームやアニメから国際政治や産業史まで、幅広いジャンルに取り組むフリーライターの多根清史先生。
オタク界では熱狂的な読者を持っているそうです。

ガンダム、好きですね~。
10年くらい前でしょうか、まだDVDレンタルも始まっていなかった頃、見逃していた、もしくは大人になって以降そもそも観ていなかったガンダムをまとめてビデオレンタルして観ていました。
現在は静岡県にありますが、お台場にあった実物大ガンダムも子供と一緒に見に行きました。
あれはすごかったですね。

そんな私なので、帯に掲載されたガンダムの写真とタイトルで即購入しました。
本の内容としては、タイトルのようにアニメ「機動戦士ガンダム」と「日本人」をまじめに比較検証して論じています。
ガンダムの世界と第二次世界大戦当時の世界を比較して違いや類似点を分析したりしています。
また、ガンダムに登場するシャア・アズナブルという人物を、ガンダムの監督である富野由悠季、そして民主党の小沢一郎に照らし合わせて論じています。


第1章 ジオン公国と大東亜共栄圏

第2章 「ザク=零戦」「ガンダム=戦艦大和」か?

第3章 スペースコロニーと宇宙への夢

第4章 二人のシャア - 富野由悠季と小沢一郎


「機動戦士ガンダム」を全く見たことがないと何のことやらさっぱり分からない内容だと思いますが、ガンダム好きはもちろん、それほどでもないけどガンダムは見たことがある人なら結構興味深い内容なんじゃないかと思います...たぶん。




nice!(33)  コメント(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。