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名探偵の掟 [東野圭吾]

東野圭吾先生の作品である「名探偵の掟」。
神出鬼没、頭脳明晰、容姿端麗の名探偵を自称する主人公、天下一大五郎が活躍するシリーズ作品です。

「名探偵の掟」は2009年にTVドラマ化されています。
主人公・天下一大五郎には松田翔太。
天下一と共に事件を推理する刑事には木村祐一と香椎由宇。
1回か2回くらい見た記憶がありますが、まあちょっと面白いといった感じでした。

原作「名探偵の掟」を読んだのは、TVドラマを観た後。
原作のほうが面白かった感じがありますね。
短編集なので結構読みやすかったです。
この作品は一応シリーズ作品といっていいでしょうか。
続編として「名探偵の呪縛」という作品が刊行されています。
1作目は結構前に読んだのですが、新刊にばかり目がいってしまい、なかなか2作目が購入出来ないでいます。
いずれ購入しようと思って、候補リストにはずっと前から書いてあります。




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華麗なる探偵たち [赤川次郎]

赤川次郎先生の隠れた名作、だと個人的に思っている「第九号棟の仲間たち」シリーズ。
その第1作が、1984年に徳間書店から刊行された「華麗なる探偵たち」です。

「第九号棟」とは、お金次第でいつまでも患者を閉じ込めておくという病院の中の施設。
患者はみな自分のことを、歴史上の人物や小説の有名な登場人物と思い込んでいる。

主人公、鈴本芳子は父親の莫大な遺産相続問題により、叔父一家に睡眠薬を飲まされ強制的に第九号棟に入れられてしまった。
目覚めた芳子がそこで出会ったのは、シャーロック・ホームズ、ダルタニアン、エドモン・ダンテス、アルセーヌ・ルパンなど、個性的な面々でした。
彼らの協力を得て自分の遺産問題を解決した芳子はそれ以降、彼らと一緒に探偵業をしていくことになりました。

赤川次郎先生の作品はどれも読みやすいのですが、他のシリーズと違って、次から次へと新しい偉人が登場して楽しい作品でした。
このシリーズは1994年までに全部で6冊刊行されていますが、それ以降は刊行されていません。
この作品も知らないうちに絶版になっていましたし...
まあ、1話完結型だし、こうゆうのって明確な「終わり」というのはないですけどね。
個人的には今の時代に新しい作品を書いていただいて、もっといろいろな有名人、偉人を登場させてほしいなと思います。


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空想科学読本 [その他]

本屋さんでふと目に留まった本、「空想科学読本」。
小説ではありませんが面白そうだったので購入しました。
著者は柳田理科雄先生。
肩書きは空想科学研究所の主任研究員。
もともとは塾を経営していたらしいですが...

「空想科学読本」は読者の質問に答える形で、アニメなどの様々な疑問を空想で科学しています。
この作品はシリーズ化されており、8冊ほど刊行されています。

私が購入したのは昨年の新刊、「空想科学読本6」。
この中で気になる疑問をいくつか...


「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじはなぜ目玉だけで生きていけるのですか?

「サザエさん」の終わりの歌で、サザエさん一家が山小屋に飛び込むと小屋が伸びたり縮んだりします。あれを科学的に説明してください。

「こち亀」に登場する木暮巡査は、4年に1回しか起きないそうです。
人間とは、そんなに眠れるのでしょうか?

「ONE PIECE」のゾロは、刀を口にくわえて戦いますが、実際にできることですか?

おしりかじり虫がお尻をかじる理由がわかりません。


普段は深く考えずに観たり読んでいたりする漫画やTVアニメの世界。
こんな風に真面目に科学的に解説されると、思わぬ面白さが生まれます。
購入したのは1冊ですが、また他のシリーズも購入してみたいと思っています。
本屋さんではなかなか全巻は目にしませんが...




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刑事・鳴沢了 [堂場瞬一]

堂場瞬一先生の警察小説シリーズ作品「刑事・鳴沢了」。
著者の2作目の作品としてシリーズ1巻「雪虫」が刊行されたのは2004年でした。

祖父と父が刑事で、なるべくして刑事になった鳴沢了。
新潟県警捜査一課の刑事として、様々な事件を解決に導いていきます。
1作目は新潟県警にいたが、2作目以降、東京の所轄を転々としています。
生涯現場で働きたいと考え、飲酒や喫煙は一切しない。
炭酸飲料やコーヒーすらも飲まない。
仕事に誇りを持っている刑事です。

「刑事・鳴沢了」シリーズは2回、TVドラマ化されているようです。
2005年に、第2作目「破弾」がTVドラマ化され、主人公の鳴沢了は渡瀬恒彦が演じました。
2010年には、第6作目「讐雨」が坂口憲二主演でTVドラマ化されました。
イメージは...坂口憲二のほうかな。
ドラマは見ていないのですが、坂口憲二主演でTVドラマ化されたことは知っていたので、なんとなくイメージしながら読んでいました。

先日、第1作目「雪虫」を読み終えました。
これより前に読んでいる「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズと比べると少し読みにくい感じがしましたね。
何故だか分かりませんが。
まだ1作しか読んでおらず、思い入れがないからかもしれません。

「刑事・鳴沢了」シリーズは全10作が中公文庫から刊行されています。
これで完結しているのかな?
一応もう第2作「破弾」まで購入済みですが、つい先日1作目を読み終わったばかりなので、まだ2作目には手をつけていません。
このシリーズもそうですが、1冊が新書並みで900円近くするのでなかなかまとめて購入するというわけにもいかず...
2作目を読み終わったら、次の購入を考えたいと思っています。




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戦国覇王伝 [中里融司]

一時期、仮想戦記小説にハマっていたことがありました。
その頃から日本史、特に戦国武将時代が大好きになり、いろいろな仮想戦記小説を読みました。
もちろん、史実は概ね把握している上でのことですが。

戦国武将の中でも私が一番好きな武将、伊達政宗。
彼を主人公とした仮想戦記小説が「戦国覇王伝」です。
作家は中里融司先生。
作家であり、漫画原作者であり、戦史研究家でもありました。
2009年に52歳の若さでお亡くなりになりました。
作品には非常に多くの仮想戦記もの、時代小説があります。
また自他共に認めるロボット少女好きだったらしく、ライトノベル作品も多く出しています。

時は戦国時代。
天下を統一した豊臣秀吉が没し、今まさに関が原にて天下分け目の大戦が行われようとしていたところから物語は始まります。
天下の趨勢を北の大地より睨み、徳川家康にはつかず豊臣秀頼に付いた伊達政宗が、天下に向かっていきます。
関が原の戦いに勝利した東軍は勢いに乗じて大阪城に乗り込もうとするが、そこには毛利軍を従えた豊臣秀頼の姿が...
世間知らずの子供と思えた豊臣秀頼が実は全てを把握し、徳川家康相手に堂々と渡り合うことが出来る実に聡明な子供であった。

「戦国覇王伝」は学研歴史群像新書から刊行され、全10巻で完結しています。
徳川家康と豊臣秀頼・伊達政宗の連盟との間で、史実とは異なる戦いが進行していきます。
伊達政宗が主人公と言うだけで読む価値があるのに、天下統一に向けて大活躍するところが面白くて、新書ながらもかなり早いペースで読み終わったと思います。

仮想戦記ものはこれまでに非常に多くの作品が刊行されていますが、こういった長編で、しかもきっちり完結している作品はなかなか見かけません。
私の中では、仮想戦記ものとしてはこの作品が1位2位を争うものになっていますが、今後も何か良い作品を見つけたら読んでみたいと思っています。
ただ...こういった仮想戦記ものって新書版ばかりなんですよね~...


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