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サラリーマンよ 悪意を抱け [赤川次郎]

赤川次郎先生の作品の中で、シリーズもの以外の作品を選ぶのは難しい。
おそらくほぼ当たりで、面白いことは面白いと思いますが、非常に多くの作品があるので...
そんな中、2009年に刊行された作品でたまたま本屋さんで目に付いて購入した「サラリーマンよ 悪意を抱け」。
集英社文庫から刊行されている作品です。

部長殺人計画を実行しようとしている4人のサラリーマンが主人公の「サラリーマン4銃士」をはじめ、全編サラリーマンを主人公にしたミステリー短編集です。
全部で6作品が収録されています。
自分がサラリーマンだから、ということは全くないのですが、「サラリーマン」「会社」を舞台にした作品は面白かったですね。
読みやすいうえに短編集なので、すぐに読み終わりました。

それにしても彼の作品は全部で何作あるんでしょうね~。
一度数えてみたい気はするのですが、既に絶版になっているものがあったり、単行本、新書、文庫など何度か刊行されているものもあったりで本格的に数えるのは...途中で挫折しそう...




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ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 [西尾維新]

好きな作家の一人、西尾維新先生の作品である「ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎」。
清涼院流水先生の推理小説シリーズのJDC(日本探偵倶楽部)シリーズへのトリビュート作品ということで描かれています。
作品としては、2003年に刊行された「ダブルダウン勘繰郎」と2007年に刊行された「トリプルプレイ助悪郎」という2つの作品が1冊の文庫にまとめられた形になっています。
それぞれ170ページ弱の作品なのと、いずれも登場人物がJDCに関係しているということで1冊にまとめられたんじゃないかと思います。

この作品は自宅在庫に結構長い間残っていました。
戯言シリーズを読み終わったばかりで少し時間をおこうと思ったので。
内容はそれぞれの話が短いこともあり、すぐに読めてしまいました。
やはり戯言シリーズと比べてしまうのですが、そこそこ面白いといった感じでしょうかね。
もう1回読むなら...戯言シリーズかな?




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千里眼 シンガポール・フライヤー [松岡圭祐]

新シリーズ第8弾の「千里眼 シンガポール・フライヤー」も上下巻の2冊でした。
表紙はどちらもイラストになっていましたね。
作品毎にイメージが違う感じがします。

岬美由紀の過去が明らかになり、彼女自身が罪に問われた裁判から数ヵ月後。
世界中を震感させる謎のステルス機が出現し、新種の鳥インフルエンザが大流行する。
一見関係のない事件に隠された陰謀に美由紀はいかに立ち向かうのか?

世界を転戦するF1レースとウイルスの拡散状況に共通点を見つけた美由紀は、自らF1マシンのハンドルを握りレースに参戦する。
そんな中、美由紀の前に立ちはだかる謎の組織ノン=クオリア。
この組織の目的は何なのか!?

この作品から新たな敵であるノン=クオリアという組織が登場します。
前作で過去が明らかになり一区切りついた感じがあったのですが、やはり新たな展開がありました。
この先の最大の敵になるであろうノン=クオリアとの闘い。
これからの作品でも楽しみです。

作品のタイトルでもあるシンガポール・フライヤー。
2008年においては世界最大の観覧車です。
この作品が刊行された時にはまだ建設途中。
まだこの世にお披露目されていないものを登場させるのはさすがですね。


 

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デス・タイガー・ライジング [荻野目悠樹]

風邪がひどくなって辛いので、今日は書き溜めてあった記事のアップだけ。
また良くなったらみなさんのブログを訪問したいと思っています。
週末にはまたいつものペースに戻れるといいな...


「野望円舞曲」の荻野目悠樹先生が2003年に刊行した「デス・タイガー・ライジング」。
ハヤカワ文庫から刊行され、全4巻で完結しています。

二重太陽系の一惑星ベルゼイオンは、太陽が大接近する千年に一度の「夏」を迎えようとしていた。
そんな時に出会った医学生ミレと純朴な画学生キバ。
二人は次第に魅かれあっていったが、「夏」による災厄を克服すべくベルゼイオン政府が発令した他惑星への宣戦布告は、二人の運命を切り裂いていった...

惑星間の戦争の中で離れ離れになりながらも、お互いのことを思い続ける。
SFで、惑星間戦争がストーリーの中心ですが、ラブ・ストーリーですね。
「野望円舞曲」とはまた少し違ったSF大河物語の世界。
個人的にはラブ・ストーリーものってあまり好きではないのですが、これはSFの世界観だったこともあって、まあまあ面白かったです。
「野望円舞曲」もそうでしたが、ストーリーが展開される世界、惑星の関係が壮大すぎて、最後までよく理解出来ませんでした...

「デス・タイガー・ライジング」は、同じ世界観で描かれる「双星記」と「黙星録」を含めた三部作の中間にあたる作品です。
2000年から2001年に刊行された「双星記」は既に絶版になっているのでこの作品から購入しましたが、結構面白かったので、「双星記」も読みたくなりました。
手に入れるとしたら古本しかないですが、現在既に「黙星録」の全3巻も読み終わっているので、今さらという気がしないでもないです。




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中途採用捜査官 逃げるシンカー [佐々木敏]

作品として読むのは3作目、中途採用捜査官シリーズの「逃げるシンカー」。
佐々木敏先生の作品です。
この作品は2010年1月に単行本で刊行されたのですが、1年後の2011年1月に早くも徳間文庫から文庫化されました。
こんなに早いのは珍しいですね。
文庫化の要望があまりに強かったのか、あまりに売れないから文庫派を狙いにいったのか...

日本のプロ野球団・東京シティボーイズの主力投手であるイ・ドンオク。
札幌で無断外泊した恋人宅で銃撃戦に巻き込まれたことによりトラウマを抱え、札幌の試合は全て登板拒否。
一年後、オリンピックの韓国代表として召集されても拒否する意向を示す。
このことがきっかけでシティボーイズのサイトが攻撃され、主人公のコンピュータ捜査官である結城警部補ら中途採用捜査官が捜査に乗り出す。
捜査の結果辿り着いた真相とは...!?

第1作より好きになって続けて読んでいる作品ということもあり、楽しく読むことが出来ました。
今回の題材が野球ということで、題材的にはあまり好みじゃなかったのですが、ストーリーとしては面白かったです。

これが結構売れたのかどうかは分かりませんが、2011年4月には、文庫書下ろしで続巻が刊行されました。
もちろん即購入しましたが、しばらく自宅在庫に収まっていました。
今日から通勤電車のお供として読み始めますが、1日~2日で読み終わると思います。
今から読むのが楽しみです。




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