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ある日、アヒルバス [山本幸久]

表紙のイラストとタイトルに惹かれて購入した「ある日、アヒルバス」。
2010年10月に創刊されたばかりの実業之日本社文庫から刊行された作品です。
作家は山本幸久先生。
Wikipediaにもそれほど詳しくは書かれておらず、この作品で初めて知った作家です。

「ある日、アヒルバス」は、アヒルバスに勤める刊行バスガイドが主人公の物語です。
著者がはとバスのツアーに参加・取材した内容をもとに描いているので、モデルはやっぱりはとバスでしょうね。
読んでいる途中もなんとなくはとバスを想像しながら読んでいました。
と言ってもはとバスのツアーには直接参加したことはないんですけどね...


もともとこういった感じの作品が多いのか、なんとなくほのぼのとした気持ちになりました。
特に「これは面白い!」という感じではなかったものの、楽しく読むことは出来ました。
個人的にはもうちょっとガツンとくるような作品が好きですね。

山本幸久先生は他にもいくつか作品が出ていますが、今のところ読んだのはこれ1冊のみです。
他の作品を読むかどうかはちょっと悩んでいます。
今は他の作品を優先的に購入しているといった感じです。




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神狩り [山田正紀]

ネット書店で見つけ、BOOKデータベースの内容情報を見て面白そうだと思って購入した「神狩り」。
最初に購入したのは2作目の「神狩り2」でしたが、1作目から読んでみようと思い「神狩り」も購入しました。
作家は山田正紀先生。
1974年にこの「神狩り」でデビューした作家です。

「神狩り」は正直どんなストーリーかを書くのは難しいです。
謎の古代文字の解明に関わった主人公が、その謎を解き明かしていくにつれて壮大な争いに巻き込まれていきます。
第1作はかろうじてストーリーを噛み砕きながら読み進めましたが、2作目「神狩り2」ではもう訳が分からなくなりました。

「神狩り2」はデビュー作の「神狩り」から30年後に刊行された続編。
2005年に単行本で刊行され、2010年に徳間文庫から文庫化されました。
文庫サイズで750ページ!
読むだけでも一苦労ですが、とにかく内容は半端じゃなく理解不能。
続編なのかどうかも分からず、登場人物の関連性もストーリーの中で語られている内容も全く頭に入ってきませんでした。
なんとか読み終えましたが...読み終わっても結局どんなストーリーだったのか頭に残らず、読後感もよくありませんでした。
じゃあもう一度読んでみるか、とは正直思いませんね。




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スティング [その他]

小説ではないのですが、かなり気になったので読んでみました「スティング」。
知る人ぞ知る伝説のスーパーロックバンド「THE POLICE」のボーカル、スティングの自伝です。

何故今自伝なのか?
おそらく2011年1月から始まるソロツアーに乗じて出した感がありますね。
「THE POLICE」の名前は知らなくてもスティングだったら知ってる人も多いと思います。

「スティング」はスティング自らが綴った生まれから現在に至るまでの出来事が書かれています。
「THE POLICE」は大好きで、少し前までは全アルバム、ベスト盤、トリビュートアルバム、映画のサントラ、スティングのソロアルバムだけでなく、ギタリストのアンディ・サマーズのアルバムも全部持っていたほどでした。
少し前にCDを整理した際にかなり処分してしまいましたが...
今でも残ったアルバムを時々引っ張り出してきては聴いています。

個人的な気持ちで言うと、「THE POLICE」は大好きでしたが、スティングのソロは「THE POLICE」ほどではないですが、「THE POLICE」のベーシストでヴォーカルということでよく聴いています。


さて自伝の方ですが...正直あまり...という感じでした。
「THE POLICE」の話は最後の方にほんの少しだけ、そこに至るまでの話が大部分を占め、「THE POLICE」以降のソロでの活動の話もほとんど書いてありませんでした。
う~ん、「THE POLICE」の活動休止、何年か前に一時的に再結成したものの、現在に至っても活動の兆しがない理由がなんとなく分かってしまいました。

この自伝「スティング」、今後また読むかと言ったらたぶんもう読まないでしょうね。
「スティング」に限りませんが、自伝って...あんまり面白くないですね...




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姐御刑事 [南英男]

警察小説をいろいろと物色している時に見つけた「姐御刑事」。
作家は南英男先生です。
Wikipediaもないのでどんな先生かというのは分からないのですが、1944年生まれのようです。

「姐御刑事」の主人公の女性刑事、三田村利香は元レディースの総長。
敵対チームとの抗争に父親が巻き込まれて殺されると、生活を改めて刑事になったという経歴。
コンビを組んだルーキー刑事に好かれながらも事件に立ち向かいます。


初めて読む作家だったので、購入するのにもかなり躊躇しましたが、購入後読み始めるまでも結構寝かしておいたと思います。
主人公は特殊ですが、内容はよくある警察小説で目新しいところはあまり感じられませんでした。
読み終わってしばらくたちますが、既に内容の記憶は全くありません。
女性刑事という意味で似通った他の警察小説を同時期に読んでいたからかもしれません。

この作家の作品を読むのはこれが初めてで、これ以降は読んでいません。
この作品、シリーズものになったようで、2011年1月に第2作目が刊行されています。
シリーズもの好きな私はやっぱり買ってしまいました。
まだ読んではいませんが、少し期待はしています。




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死神の精度 [伊坂幸太郎]

伊坂幸太郎先生の「死神の精度」。
「陽気なギャングが地球を回す」で興味を持ち読むようになった作家です。
この作品は、6作からなる短編集で、死神と死に面した人々とのストーリーを描いています。

1.CDショップに入り浸り
  死神はCDが好きで、よくCDショップの視聴コーナーにいるらしい
2.苗字が町や市の名前
  全ての物語で1人称で語られている主人公の名前は千葉という
3.受け答えが微妙にずれている
4.素手で他人に触ろうとしない

こんな人がいたら死神かもしれないそうです。
フィクションではありますが、この本を読んだ後にそんな人を見かけたら...チラチラ見てしまうかもしれませんね。

短編集で結構読みやすく、すぐに読み終わってしまいました。
読後感も良くて、もし続きというか、この死神さんが出てくる他の作品が刊行されたら読んでみたいと思うような作品でした。


伊坂幸太郎先生の作品は、実は今のところあまり読んでいません。
個人的に読みにくいと思い込んでいる新潮文庫から刊行されている作品が多いせいでしょうか。
シリーズものは「陽気なギャング」シリーズ以外はないので、次に何を読むのか選ぶのが悩んでしまうというのもあるかもしれません。
映画にもなった「ゴールデンスランバー」あたりを読んでみようかな...




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